岩場で撮影していた夫婦が荒波にさらわれる恐怖の瞬間、妻は戻らず(印)<動画あり>

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2023年07月19日 21:01  Techinsight Japan

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インド、ムンバイ郊外の荒れた海の岩場で撮影する夫婦。カメラを構えていたのは夫妻の娘で、近くでは息子2人が見守る中、夫妻は大波に呑まれてしまう(画像は『Odisha TV 2023年7月16日付「Mumbai woman swept away by wave at Bandra while posing with husband」』のスクリーンショット)
インド、ムンバイ郊外の海岸の岩場で6月9日午後、写真や動画撮影をしていた夫婦が波に呑まれ、妻が死亡した。当時の様子はカメラが捉えており、最近になってSNSで公開されて衝撃が広がっている。インドのニュースメディア『India Today』などが伝えた。

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アラビア海に面する市民の憩いの地、バンドラ・バンドスタンドの海岸で先月9日午後5時12分頃、3児の母ジョーティさん(Jyoti、32)が波にさらわれた。

ジョーティさんは夫ムケシュ・ソナーさん(Mukesh Sonar)と一緒に、荒れた海の岩場の上で写真や動画撮影をしており、娘がカメラを構え、すぐ近くには息子2人がいたという。

当時は高潮で、動画では、紫のサリーを着たジョーティさんがムケシュさんの腕にしがみつき、岩場の上に座っているのが見て取れる。2人は背後から波をかぶってびしょ濡れだが、笑顔で会話をしていて楽しそうだ。

ところがしばらくすると、大波が2人を呑み込んでしまい、背後では「マミー! マミー!」と子供が泣き叫ぶ声が聞こえる。しかしジョーティさんの姿はあっという間に見えなくなってしまったようで、ムケシュさんは「妻を助けようと最善を尽くした」と明かし、当時をこう振り返った。

「4度目の波が来た時、私たちはバランスを崩して岩場から落ちてしまった。近くに立っていた男性が私の脚を掴み、私は妻が着ていたサリーを掴んだが、手が滑り、妻は私の目の前で流されていった。助けを呼んだがもうどうにもならなかった。」

現場ではすぐに捜索が開始されたが、ジョーティさんは約20時間後の翌10日、ムンバイ沿岸警備隊により遺体で発見された。

ムケシュさんはマハーラーシュトラ州の西海岸の都市ラバルに住み、民間企業で技術者として働いており、家族全員で2週間ごとにピクニックに行くのを楽しみにしていたという。

「その週はムンバイ郊外のジュフビーチに行く予定だったが、波が高く立ち入りが制限されていてバンドラ・バンドスタンドに来た」と語るムケシュさん。続けてこのように述べ、肩を落とした。

「妻は先に海に入った私に続くようにして岩場に座り、私たちは水しぶきを浴びて楽しんでいた。子供たちも岩場に近づこうとしたが、海が荒れていたので許可しなかった。気がかりなのは事故を目の当たりにした子供たちの心の傷だ。」

ちなみにこのニュースには「子供たちは一生このトラウマを抱えて生きなければならない」「これは悲劇」「自ら命を落としにいったも同然」「こんな危険を冒してまで写真を撮るなんて」「最初の波がきた後、すぐにあの場を立ち去るべきだった」「海を甘く見たらいけないよ」といったコメントが寄せられている。

なお昨年7月にもオマーンで、大波を背景に写真撮影をしていた父親と子供2人が波にさらわれた。当時は悪天候が続いて海は荒れていたそうで、父親と息子はのちに遺体で発見され、娘の生存は絶望視されていた。



画像は『Odisha TV 2023年7月16日付「Mumbai woman swept away by wave at Bandra while posing with husband」』『India Posts English 2023年7月16日付「Video – Mummy-mommy… the lake kept shouting; The woman was swept away in the sea blindfolded by the sound of the photo – Marathi News | mumbai bandra bandstand woman drowned and dead by giant wave video viral」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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