「まるで光る岩!」体重増加に悩んでいたタイの女性、卵巣から9キロの腫瘍摘出

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2023年07月23日 05:11  Techinsight Japan

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Techinsight Japan

お腹がポッコリと膨らんだ女性の卵巣から9キロ超の腫瘍が摘出。当初は「ただの肥満だろう」と思っていた医師らを驚愕させた(画像は『Matichon 2023年7月21日付「หมอ ผ่าตัดถุงน้ำในรังไข่ ตะลึง! หนัก 9 กก. เตือนผู้หญิงควรตรวจภายในปีละครั้ง」』のスクリーンショット)
タイの病院で今月17日、体重増加で悩んでいた女性の卵巣から巨大な腫瘍が摘出された。手術は成功したものの、腫瘍はまるで光る岩のようで、9キロ超と新生児3人分の重さがあり医師らを驚愕させた。英ニュースメディア『The Daily Star』などが伝えている。

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タイ北東部にある「ブンカーン病院(Bueng Kan Hospital)」の産科を最近、お腹がポッコリと膨らんだ女性(名前、年齢などは明らかにされず)が訪れ、体重の増加や腹部の違和感、不快感などを訴えた。

産科医は診察前に「ただの肥満だろう」と思ったが、触診で腹部に大きな塊があることに気付いた。そして超音波検査やCT検査などを行った結果、女性の右側の卵巣の中に水が溜まったような嚢腫(腫瘍)があることが判明した。

Facebook「ブンカーン病院・手術室」に投稿された、手術前の画像検査の写真を見ると、腫瘍は腹部全体を埋め尽くすかのように巨大化しており、医師は後日、子宮全摘出術と両付属器(両方の卵巣・卵管)摘出術を行った。


患部ががん化している可能性が高いため、手術には約1時間半が費やされ、女性の腹部からは重さ9キロ超、大きさが24センチ×34センチという巨大な腫瘍が摘出された。


卵巣腫瘍は約90%が良性と言われるなか、女性の腫瘍は悪性のがんだったそうで、今後は化学療法などが必要になると推測される。ただ摘出自体は成功しており、Facebookに投稿された写真では、腫瘍が巨大な光る岩のようにも、またいびつな形のウズラの卵のようにも見え、多くの人が衝撃を受けた。


なお卵巣腫瘍は通常、サクランボほどの大きさで、この女性のように大きくなることは珍しいが、腫瘍が小さい時は無症状のことが多く、太ったと勘違いする人も少なくないという。

一方で腫瘍が巨大になると、内臓が圧迫されて、頻尿、腹痛、便秘、腹部膨満感といった症状に悩まされるようになる。また腫瘍の一部が破れると激しい下腹痛に襲われるそうで、医師は次のように述べて注意喚起した。

「卵巣腫瘍は40歳以上の女性に多く見られます。40歳を過ぎたら健診、婦人科の内診、年1回の超音波検査を受けることをお勧めします。」


ちなみにインドでは昨年、56歳の女性の腹部から47キロという巨大な腫瘍が摘出された。手術後の女性の体重は49キロで、自身の体重とほぼ同じ重さの腫瘍を抱えていた。

画像は『Matichon 2023年7月21日付「หมอ ผ่าตัดถุงน้ำในรังไข่ ตะลึง! หนัก 9 กก. เตือนผู้หญิงควรตรวจภายในปีละครั้ง」』『งานห้องผ่าตัด โรงพยาบาลบึงกาฬ : Operating room Bungkan hospital 2023年7月18日付Facebook「17/07/2566 TAH & BSO」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
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