N・フォレスト、マンUからFWエランガを完全移籍で獲得「挑戦に向けた準備はできている」

　ノッティンガム・フォレストは25日、マンチェスター・Uからスウェーデン代表FWアンソニー・エランガが完全移籍で加入することを発表した。

　契約期間は2028年6月末までの5年間で、新天地での背番号は「21」に決定。なお、移籍金については明らかになっていないが、イギリスメディア『BBC』によると、1500万ポンド（約27億円）程度がマンチェスター・Uに支払われたようだ。

　2002年4月27日生まれで現在21歳のエランガは、母国のマルメの下部組織などを経て、2015年夏にマンチェスター・Uのアカデミーに入団した。U−18リーグやU−23リーグで結果を残すと、2020−21シーズン途中にトップチームデビュー。翌2021−22シーズンは後半戦にかけて出場機会を増やし、最終的には公式戦27試合の出場で3ゴール2アシストをマークした。

　エリック・テン・ハフ監督が新たに就任した昨シーズンは公式戦26試合に出場したものの、先発起用は7試合のみに留まり、プレータイムが大きく減少。エランガ自身もノーゴールに終わるなど、悔しいシーズンとなった。なお、2022年3月にデビューを飾ったスウェーデン代表では、ここまで国際Aマッチ通算12試合に出場し3ゴールを挙げている。

　移籍が決まったエランガは、新天地のノッティンガム・フォレストのクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

「ここに来ることができて本当に嬉しいよ。自分だけでなく、家族にとっても誇らしい瞬間だ。これは僕のキャリアにおける完璧な次へのステップであり、大きな一歩だ。『シティ・グラウンド』でフォレストのファンを前にプレーするのを楽しみにしているよ。他のクラブからの関心もあったけど、僕にとってノッティンガム・フォレストは完璧な場所だと感じている」

「マンチェスター・Uの一員としてここに来たことがあるけど、ウォーミングアップのために外に出た瞬間から声が聞こえたんだ。ここは既に特別な場所だけど、フォレストの一員になることによってもっと特別な場所になる気がするよ。僕はこの挑戦に向けた準備ができているし、全てを受け入れて仕事に取り組みたいと思っている」