日本ハムの連敗は13でストップ　9回に万波がしぶとくV打、新庄監督も笑顔

● 楽天 2 − 3 日本ハム ○
＜17回戦・楽天モバイル＞

　日本ハムは7月4日のソフトバンク戦（PayPayドーム）以来、実に22日ぶりの白星。翌5日のソフトバンク戦から続いていた連敗をようやく「13」で止めた。

　日本ハム打線は両軍無得点のまま迎えた5回、先頭の5番・マルティネスが死球で出塁。続くハンソンは2球連続でバントを失敗したが、カウント1−2後の144キロ直球を振り抜いた打球は右翼席中段に着弾する先制の4号2ランとなった。

　2−2の同点に追いつかれた直後の9回は、一死から2番・松本剛、3番・清宮の連打で一、三塁の好機。ここで4番・万波がしぶとく三遊間に転がす適時内野安打を放ち、これが決勝点となった。

　5月30日以来の白星を目指す先発の上原は、走者を背負いながらも粘りの投球。5回と6回は2イニング連続3者凡退で終え、6回4安打無失点で救援陣にあとを託した。

　7回は2番手の河野がゼロを刻んだが、8回を託された池田が二死から痛恨の同点2ラン被弾。それでも、直後に万波の適時内野安打で勝ち越し点を奪い、1点リードの9回を締めた田中正は15セーブ目（2勝2敗）、池田には今季初白星（3敗）が記された。