「リトル・マーメイド」の著名アニメーターが死去

「リトル・マーメイド」の著名アニメーター、ランディ・フルマーが死去した。73歳だった。「チキン・リトル」「ライオン・キング」「美女と野獣」などにも携わったウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオで、アニメーション、プロデューサーおよび芸術/視覚効果スーパーバイザーとして20年近く働いていたランディは、ウッドランドヒルズの自宅で7月10日、長い闘病の末に亡くなったという。

1987年に「ロジャー・ラビット」のトゥーンタウン部門に3か月の契約で雇われ、その後、18年間同スタジオに在籍し、「ノートルダムの鐘」や「オリバー ニューヨーク子猫ものがたり」などの作品でディズニー・ルネサンスの発展に貢献し、アニメーションの世界から引退後、2006年にWyn Guitarsを立ち上げた。

同スタジオでランディと共に数々のプロジェクトに携わってきたドン・ハーンはバラエティ誌に寄せた声明でこう語っている。

「ほとんどの人は人生の中で1つのことを得意としますが、ランディは色々なことに長けていました」
「描画も色塗りも上手く、技術者と職人の心を持っていました。アニメーションも映画制作も得意だったのです」
「アニメーションにおけるディズニー・ルネッサンスのまさに中心にいました。そして彼の人生に新しい章が必要となった時、ディズニーのアニメーション映画にもたらしたのと同じエンジニアの精神と芸術的魂をもって、精巧で需要の高いベースギターを作り始めました」
「彼の見事な木工作品は、頭、手、心を使って仕事をするという職人倫理への愛で溢れています。私は彼の死を悼みますが、彼の情熱と喜びを決して忘れません。いつまでも」

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