結婚式目前の悲劇 渋滞中、トラックに積んだウエディングドレスが盗まれる(南ア)

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2023年07月28日 17:31  Techinsight Japan

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車上荒らしの多い地域をトラックで通行した女性。結婚式を約2週間後に控えて、積んでいたウエディングドレスを盗まれてしまった(画像は『IOL 2023年7月27日付「Durban bride-to-be robbed of her wedding dress during peak-hour traffic」(Picture: Supplied)』のスクリーンショット)
車上荒らしの犯人が狙うものといえば、携帯や財布などの貴重品が挙げられる。しかし南アフリカ在住のある女性は、自身の結婚式を目前にしてウエディングドレスを盗まれてしまった。南アフリカメディア『IOL』などが伝えている。

南アフリカ東部の都市ダーバンに住む女性、ジェニーン・ナイドゥさん(Jennine Naidoo)は24日の朝、ダーバン中心部で交通渋滞に巻き込まれた。南アフリカの都心部は朝と夕方の通勤ラッシュで道路が渋滞するが、ジェニーンさんも仕事に向かうために父親の運転するピックアップトラックに乗っていた。8月5日に結婚式を控えたナイドゥさんは、ウエディングドレスの最終調整をドレスメーカーに依頼するため、ピックアップトラックの荷台にドレスを積んでいたが、もちろん荷台には鍵がかかっていた。

渋滞の中、車上荒らしの多い地域に差しかかると、父親はバックミラーで怪しい人物がいないか常に後ろを確認していた。すると突然、男がやってきてトラックの荷台の鍵を壊し、ドアを開けたことに気づいた。父親とジェニーンさんは男に向かって叫び続けたが、男はドレスを奪って逃げていった。この男の他にもう1人の男がいたが、その男はただにやにや笑っていただけだったとのこと。一瞬のうちに、1万5千ランド(約11万6500円)のウエディングドレスが盗まれてしまったのだ。

ジェニーンさんは「昨年に購入したドレスを着ることを、とても楽しみにしていました。でもあのドレスが戻ってきたとしても、もう二度と着たくはありません。特別なドレスだったのに、今となっては汚されてしまった気分です」と残念な思いを述べている。また現在は、友人や家族の助けを借りて、別のドレスを購入するためお金を工面しているそうだ。

のちにジェニーンさんは、犯罪の多さに失望していること、自分が強盗被害に遭った場所を通る際は注意するようにソーシャルメディアで呼びかけた。

なお今回の件が南アフリカの各メディアで報じられると、「あなたは盗まれたドレスより、もっといいドレスを着る運命なのよ」「こんなことに負けず、結婚式という特別な一日を楽しんで」などとジェニーンさんを応援し、結婚を祝福するメッセージが見受けられた。

画像は『IOL 2023年7月27日付「Durban bride-to-be robbed of her wedding dress during peak-hour traffic」(Picture: Supplied)』『Jennine Naidoo 2023年3月17日付Facebook「Chapter 27 unlocked」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)

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