子どもに戦争について質問をされたけれど、うまく答えられない。親も知らないことをどう教えればいい?

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2023年08月01日 12:40  ママスタジアム

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子どもにとって大人は、なんでも知っている人に見えているのかもしれません。しかし大人でも知らないこと、わからないこと、未経験なことは星の数ほどあるもの。だからこそ、子どもに聞かれてもどのようにして答えればいいかわからないことも出てくるのは当然のことでしょう。

今回ママスタコミュニティに寄せられたのは、「戦争」について子どもに問いかけられたママからのお悩みでした。
『小学校の授業で戦争について取り上げているらしくて、子どもから質問されて困っている。正直、私自身が体験したことではないので、知らないことも多い。なんて答えたらいいのかわからない。みんなは戦争について、子どもにどのように説明している?』
2023年現在、8月の終戦記念日を迎えると日本は戦後78年目を迎えます。実際に戦争を経験した方も少なくなってきて、リアルな戦争を知ることはなかなか難しいのかもしれません。しかし、知らないから、未経験だからといって教えないでいいことでもない。

私たち大人は、戦争についてどのように子どもたちに教えていけばいいのでしょう。

戦争について子どもにどう教えればいい?




「なぜ日本は戦争したの?」
「誰が戦争をすると決めたの?」
「日本はなぜ負けたの?」
「原子爆弾ってなに?」

子どもからこのような質問を畳み掛けられた場合、どれだけの大人が、正確に小学生にも理解できるように説明できるのでしょう。戦争というテーマに限らず、さまざまな視点や立場から見える世界が変わることを説明するには、相当な知識量と情報処理能力が問われるのかもしれません。そう考えると、投稿者さんが悩む気持ちもわからなくはありませんよね。子どもに聞かれて自分は正しく答えられるだろうか。そのような不安を抱えるママがいてもおかしくはなさそうです。

親子で一緒に学べばいい

『一緒に調べたらいいじゃん。意味のないことではないし、大人だけど今から知ってもいいと思うよ』
『体験してないことを「知らない」って言ってしまったら、ほぼすべてのことを知らないことになってしまうよ。投稿者さんもわからないなら、子どもと一緒に勉強すればいいんじゃないかな?』
戦争について、自分が見聞きしたり経験したりしていないのだから、どのように子どもに教えていいかわからない。そのように悩む投稿者さんに対し、ママたちからは「一緒に学べばいい」といった声が寄せられました。

知らないから、わからないから教えられないなんてことはないのですよね。知らない・わからないなら子どもと一緒に学べばいい。ただそれだけのことなのかもしれません。しかしそうなると、どのように学べばいいかといった次の問題が待ち構えています。

実際に体験した人の話を聞く

『投稿者さんの祖母とか年配の親族の人とかで、戦時中の話が聞ける人はいない?』
知り合いや親族に戦時中の話を聞ける人がいれば、実際に話を聞いてみてもいいかもしれません。実際に戦争を体験した人から話を聞いたことがある人でもリアルな話が聞けそうですよね。

もしそのような身内や知り合いがいない場合は、戦争に関する「語り部」で調べてみてはいかがでしょう。映像資料や書籍などがヒットすれば、それらを見る・読むことでも戦争について触れることは十分できそうです。

YouTubeの動画解説を活用する

『YouTubeで探せば、わかりやすく解説してくれている動画がいっぱいあるよ。子どもと一緒に見るのオススメ。小さい頃からやっていたから、地理や歴史好きにもなった』
オススメの戦争学習について目立っていたのは、YouTubeの解説動画を参考にするという声。デジタル世代の小学生だからこそ、活字で学ぶより、動画解説を見聞きするほうが理解しやすいかもしれませんね。人気のYouTube動画ともなれば、わかりやすさやみやすさも意識されて作られていますから、学習には適している可能性もあります。

親子で一緒に見ても、子どもたちだけで見てもいいとは思いますが、子どもに見せる前に必ず親が内容をチェックしておくほうがよさそうです。戦争はどちらか一面からだけでは語れないこともありますし、思想や思考が偏った内容だと学習には適さない可能性も……。しかしこれは戦争についてだけに限ることではありませんよね。配信されている動画を子どもに見せる際は、誤った知識や偏った思想や思考を子どもが参考にしないよう、まずは親の目線でしっかりと判断してみてください。

学習まんがを取り入れる

『日本の歴史をわかりやすく解説しているようなマンガを親子で一緒に読むといいかも』
戦争だけに限らず、日本の歴史を子どもにもわかりやすく解説してくれている学習まんが書籍も、ママたちからオススメされていました。

この手の学習まんがは、巻数が多く時代やできごとでわかれているので、戦争のことを知りたいのであればその部分だけを読むこともできていいですよね。また、歴史の勉強にもなりますし、前後に起こったできごとを把握しやすそうなので、小学生の学習にはうってつけかもしれません。
『図書館へ行って、子どもにもわかりやすそうな本を借りてきて、親子で一緒に勉強する』
戦争に関する書籍は、数え切れないほどたくさんあるでしょう。図書館などで借りてきて読み、親子で感じたことや思ったことを語り合うだけでも素晴らしい学びになると思います。また書籍といっても絵本などもありますので、とにかくわかりやすさを重視したものを選んだほうが、最初の学習としてはつまずきが少なくなりそうです。

子どもが質問してきたときは親子で一緒に学べるチャンス


『一緒に調べて親子で学ぶことは、決して意味のないことではないし、大人でも今から知っておいてもいいと思うよ』
日本は戦後を迎えた国ではありますが、世界では現在進行形で戦争が繰り返されています。そう考えると、ママ世代も戦争について少なからず知識があるわけです。だからこそ、子どもが興味や関心を持った今この瞬間は、親子で一緒に学ぶ絶好のチャンスだと受け取ってはいかがでしょう。
『戦争に関する映画もいっぱいあるし、この機会に親子で見てみたら?』
夏に向けて、テレビや映画、学校の学習や地域の催しなどで、子どもたちが戦争について考えたり触れたりする機会は増えていきます。ぜひ、これは学びのチャンスだと捉え、親子で一緒に戦争について考えてみませんか?

文・櫻宮ヨウ 編集・荻野実紀子 イラスト・なかやまねこ

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  • そして人を食べると震えがとまらなくなったり人が人じゃなくなるバケモノになるからカニバリズムは良くないんだよと教えるの☆奇形児も出来るしね
    • イイネ!1
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