八百屋歴10年・野菜のプロが教える「鮮度の良い野菜の選び方」

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2023年08月02日 13:30  おたくま経済新聞

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八百屋歴10年・野菜のプロが教える「鮮度の良い野菜の選び方」

 「鮮度の良い野菜の選び方を再度確認して、傷んだ野菜を選ばないようにしましょう!」とSNSで呼びかけているのは、青髪のテツさん。見分け方をそれぞれ紹介しています。


【その他の画像・さらに詳しい元の記事はこちら】


 青髪のテツさんは八百屋歴10年。著書に「野菜売り場の歩き方」や「旬で食べる!野菜の12ヶ月」がある、まさに野菜のプロ。いつもSNSで野菜を美味しく食べる方法や保存方法など、野菜に関する様々な情報を発信しています。


 はじめは「野菜の需要が伸びれば、青果部の数字も上がる」という気軽な気持ちで投稿をしていたそう。


 しかし、SNSを通じて農家さんやお客さんと繋がりができたことで、新たな意義を感じるようになったといいます。


■ 12種類の野菜の選び方を紹介

 今回の投稿もこうした理由から行われました。トマトやピーマン、キャベツやニンジンなど、12種類の野菜の選び方が紹介されています。


 例えばキュウリの場合だったら「イボが鋭い」、「ハリがある」、「太さが均一」、「重みがある」。


 タマネギの場合は「ツヤがある」、「皮がよく乾いている」、「硬く締まっている」、「ずっしり重い」と、すべての野菜に4つずつ選ぶ基準が書かれています。これは誰にとっても有益な情報ではないでしょうか。


 なお、12種類の見分けるポイントは記事下部に掲載しておきます。


■ 鮮度を落とさないように工夫をして販売

 青髪のテツさんによると現在は野菜の高騰により、葉物や土物の中には安い時の倍ほどの値段になっている品目もあるそう。


 暑さが厳しい日はお店の野菜の鮮度が落ちないように店頭に出しすぎず、売れ残ったものは割引したり、1/2サイズにして販売するなど、いろいろ工夫しているのだとか。


 ちなみにタマネギやジャガイモなどの土物野菜は、比較的鮮度が落ちにくいそう。タマネギの選び方は前述した通り「ツヤがある」、「皮がよく乾いている」など、ジャガイモは「皮がなめらか」、「ハリがある」、「硬く締まっている」、「緑がかっていない」とのことなので、もしかしたら狙い目かもしれません。


 自宅でできる保存方法についても聞いてみたところ、基本的にはペーパーでくるんで袋に入れること。「あとは冷凍ですね!」とオススメしています。みなさんも試してみてはいかがでしょうか。


【八百屋歴10年目がお届けする「野菜の選び方」】


−キュウリ
・イボが鋭い
・ハリがある
・太さが均一
・重みがある


−トマト
・重みがある
・皮にハリがある
・ガクが反っている
・お尻にスターマーク


−ピーマン
・ヘタの切口が白い
・肩が盛り上がっている
・皮にツヤがある
・シワがない


−ナス
・ガクのトゲが鋭い
・ツヤがある
・色が均一
・重みがある


−ほうれん草
・葉先にハリがある
・葉脈が左右対称
・葉肉が厚い
・茎が太い


−ブロッコリー
・鮮やかな緑色
・紫っぽいのも◎
・蕾が密集し硬い
・切口に穴がない


−キャベツ
・鮮やかな緑色
・紫っぽいのも◎
・ハリツヤがある
・ずっしり重い


−レタス
・大きさの割に軽い
・淡い緑色
・弾力がある
・ツヤがある


−タマネギ
・ツヤがある
・皮がよく乾いている
・硬く締まっている
・ずっしり重い


−ジャガイモ
・皮がなめらか
・ハリがある
・硬く締まっている
・緑がかっていない


−ニンジン
・濃いオレンジ色
・葉の切口が小さい
・先が丸い
・皮にハリがある


−サツマイモ
・ふっくらとした形
・ずっしり重い
・色が均一
・デコボコが少ない



<記事化協力>
青髪のテツ|野菜のプロさん(@tetsublogorg)


(佐藤圭亮)


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