首都圏で一人暮らしをする約半数が「防災対策を特にしていない」と回答 - 単身生活者の"防災・防犯意識"アンケート調査より

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2023年08月03日 20:41  マイナビニュース

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FJネクストホールディングスは7月31日、防災や防犯(セキュリティ)に対する意識をテーマにしたアンケート調査の結果を発表した。調査は6月22日〜23日、首都圏に住む独身・ひとり暮らしの20代〜30代男女400人を対象に行われた。


まず、今関心の高い自然災害について聞いたところ、「地震」(77.5%)、「台風」(59.8%)、「大雨・洪水」(42.0%)が上位となった。年代別では、20代で「津波」「土砂災害」の割合が高い傾向が見られた。



防災対策として行っている事についての質問では、48.3%が「特にしていない」と回答した。行っている防災対策の内容については、「食料品の備蓄」(34.8%)と「飲料水の備蓄」(32.3%)が多かった。


3位は「非常用持ち出し袋の用意」(16.5%)となっており、前回の調査で3位だった「避難場所・経路の確認」は6位となっている。また、今回新たに選択肢に入れた「ハザードマップの確認」は15.5%で4位となった。



日常用でなく防災用として備えている物については、「懐中電灯」(32.8%)、「マスク」(23.3%)、「充電器」(19.3%)が上位となった。男性では「充電器」「ラジオ」「ランタン」、女性では「マスク」「医薬・医療品」「携帯用(簡易)トイレ」の回答が多い傾向も見られる。


また、「備えているものはない」の回答も48.8%見られた。

在宅中に「緊急地震速報」を受信した際に、最初に取る行動について尋ねたところ、「そのままじっとしている」(25.5%)、「スマホでニュースを調べる」(24.5%)、「テレビをつける」(16.8%)が上位となった。また、11.3%が「玄関ドアを開ける」と回答し、4位に続いている。


続いて、部屋を決める際に、家賃とセキュリティのどちらを重視するかを聞いたところ、「どちらかといえば家賃重視」(35.8%)が最多となり、「家賃重視」が27.5%で次いだ。家賃重視派は合わせて6割強(63.3%)となっている。



年代別で見ると、セキュリティ重視派は20代ではが41.5%で、30代の32.0%を上回る結果となっている。



部屋のセキュリティ設備で欠かせないと考えるものについて聞いてみると、「モニター付インターホン」(53.0%)、「オートロック」(45.5%)、「ドアチェーン」(31.5%)が上位となった。女性では、「オートロック」「ドアチェーン」の回答が高い傾向が見られた。


最寄りの交番の場所については、7割が把握している事が分かった。男女別では女性より男性、年代別では20代より30代の方が把握している人が多くなっている。



廊下やエントランス、エレベーターなど建物内で他の入居者と顔を合わせた場合、挨拶を「必ずする」「する場合が多い」という人は58.0%となっている。「全くしない」の回答については、女性では21.5%、男性では16.0%、20代では22.0%、30代では15.5%となっている。



最後に、防災・防犯の観点から、マンションの管理人になってほしい有名人を尋ねてみた。すると、1位は、元レスリング選手の「吉田沙保里」(25票)となった。2位には「松岡修造」(7票)、3位には「大谷翔平」(6票)が続いている。(フォルサ)

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