大谷翔平、緊急降板後に40号弾 ”打撃と足”でチーム牽引もエ軍痛恨の逆転負け

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2023年08月04日 13:34  ベースボールキング

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エンゼルス・大谷翔平
● エンゼルス 3 − 5 マリナーズ ○
<現地時間8月3日 エンゼル・スタジアム>

 エンゼルスの大谷翔平選手(29)が3日(日本時間4日)、本拠地でのマリナーズ戦に「2番・投手兼指名打者」でフル出場。マウンドでは「右手と指のけいれん」のため4回3安打無失点で緊急降板したが、1点リードの8回にメジャー今季最速となる40号ソロを放つなど、打撃でチームに貢献した。しかし、エンゼルスは痛恨の逆転負けで3連敗。地区3位浮上を逃し、貯金は「2」に減少した。

 メジャー初完封を達成した前回のタイガース戦から中6日で登板。その初回、一塁・クローンの失策絡みで無死一、三塁のピンチを招いた。それでも立ち上がりからギアを上げ、3番・スアレスを遊飛、4番・ラリーは空振り三振、5番・フランスは三ゴロ。マリナーズの中軸を完璧に抑え、バックのミスをカバーした。

 2回は連続三振で二死とし、8番・マーロに左前打を許すもバッテリーを組むタイスがマーロの二盗を阻止。3回は一死から初四球を許したが後続をピシャリと封じた。4回はわずか5球で3つのアウトを奪いここまで59球。初回はバックのミスもあり21球を要したが、今季10勝目へ投球ペースは上々だった。しかし、0−0の5回のマウンドには2番手・ソリアーノ。球団は大谷の降板理由を「右手と指のけいれん」と発表した。

 打撃では初回の第1打席、詰まりながらも右前打を放ち8試合連続安打をマーク。4回の第2打席は四球を選んだ。右手の状態が心配されたが、降板後も「2番・指名打者」で出場継続。1点を追う6回の第3打席は二死無走者の場面で申告敬遠を受け、場内からはブーイングが沸き起こった。それでも直後に今季14盗塁目となる二盗に成功。3番・クローンの中前適時打で同点ホームに滑り込んだ。

 1点リードで迎えた8回の第4打席は、一死無走者でマリナーズの3番手右腕・キャンベルの内角直球を完璧に捉えた。角度23度のライナー性の飛球は、速度106.7マイル(約172キロ)、飛距離390フィート(約119メートル)で右翼席に着弾。本塁打は6試合ぶりで、これがメジャー今季最速&自身2年ぶり2度目の40号アーチとなった。

 直後に「MVP!MVP!」の大合唱が起き、本拠地は大盛り上がり。しかし2点リードの9回表、守護神のエスぺデスが連続四球と安打などで一死満塁のピンチを招いたあと、痛恨のグランドスラムを浴び逆転負け。打者・大谷は2打数2安打1打点、2四球1盗塁2得点と全打席出塁。打率は.310、OPSは1.098にアップした。

このニュースに関するつぶやき

  • 大谷も漫画やけど、チームの劇的過ぎる負け方も漫画やな(笑)
    • イイネ!16
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