「ベッドフォード」初の直営店の店内が公開、デザイナー山岸慎平に影響を与えた本の展示も

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2023年08月04日 19:32  Fashionsnap.com

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 「ベッドフォード(BED j.w. FORD)」が、8月5日にブランド初の直営店となる路面店を東京・外苑エリアにオープンする。営業開始に先駆け、8月4日には店内が公開された。

 路面店は、東京メトロ外苑前駅から徒歩9分ほどの立地で、外苑西通りに面する。デザイナーの山岸慎平がショップスタッフとして自身のキャリアをスタートさせた2000年代初頭の中目黒と雰囲気が近しいことから、外苑前エリアを店舗のロケーションに決めたという。

 外観はおとぎ話に登場するような西洋風の佇まいで、店内の天井からは2023年秋冬コレクションのテーマ「きらきら星」から着想を得た星形のハンガーラックを吊るすなど、店舗全体がどこか浮世離れした印象に仕上がっている。山岸は「ベッドフォードはリアルを追い求めるのではなく、ファンタジーライクな世界観を構築しているのが特徴なので、ブランドの雰囲気を表現できる店舗にしたかった」と話す。

 店内は、1階と中二階の2フロアで構成。合計約80平方メートルほどの店舗面積にブランドのフルラインナップや店舗限定アイテムを揃える。ゆくゆくは山岸がクリエイションに感銘を受けたブランドのアイテムを買い付け、セレクトショップのような感覚で販売していく計画だ。

 1階レジ横の本棚には、小説や雑誌、詩集など山岸の人格形成に影響を与えた様々な本を展示。本はどれも自由に読むことができ、スタッフに相談すれば貸し出しも検討する。「自分の人生に影響を与えてくれた本たちなので、多くの人に読んでもらって何かを感じてほしい」(山岸)。

 初の直営店オープンを明日に控えたベッドフォード。山岸は、顧客の顔が直接見えるようになることで、服作りへの好影響を期待する。「これまで実際に服を買ってくれる人と直接関わる機会がなかった。今後は顧客の顔を思い浮かべながら服を作ることができるので、モチベーションにも繋がるし、より色濃くブランドの世界観を反映した服を生み出せるようになると思う」。具体的なことは未定としながらも「将来的には直営2号店、3号店のオープンも視野に入れていく」と今後の店舗展開に意欲を示した。

■BED j.w. FORD 直営店所在地:渋谷区神宮前2-9-11営業開始日:2023年8月5日(土)営業時間:12:00〜20:00定休日:水曜日公式サイト

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