まだ間に合う!越後妻有でアートな夏休み

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2023年08月08日 10:01  オズモール

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オズモール

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◆まだ間に合うアートな夏休み!東京から電車で2時間、里山にアート広がる「2023年の越後妻有」へ

新潟県・越後妻有地域の里山全体をミュージアムとし、230ものアートが点在する「大地の芸術祭」。3年に1回のトリエンナーレが有名ですが、実は毎年楽しめるって知ってました? 今年もプログラム「2023年の越後妻有」が11/5まで開催中。田んぼ、古民家、廃校…至るところにアートが見え隠れするだけでなく、30近い企画展やイベントがこの夏続々開催。フォトスポットだらけの里山を巡りながら、グルメも堪能できる夏旅へ



◆2023年の越後妻有で外せない!今夏に楽しみたい新作アート&グルメ5選

豊福亮「黄金の遊戯場」Photo Nakamura Osamu
【01_ART】古民家に広がる狂気の世界。進化しつづける「黄金の遊戯場」
古民家に1歩入ると、外からは想像できない黄金の妖しい世界へ。各国のオブジェが金ぴかに輝きひしめき合う、妖しくも美しいこの遊戯場は、2015年に誕生しました。年々規模を拡大し、吉原のようなアジアの路地裏のような空間に、麻雀、スロット、アーケードゲーム、ボードゲーム、ベーゴマと遊具も増えるなか、2023年はついに釣堀が出現。作家の狂気を感じつつも、可笑しさがこみ上げてくる必見の作品。





田島征三「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」
【02_ART】おおたか静流・田島征三展覧会「シズリン!いつまでもここにいてね」
「絵本と木の実の美術館」は、体育館や校舎、校庭まで廃校をまるごと使った空間絵本美術館。その宣伝部長として、集落や多くの人を巻き込みながら長年貢献してくれたヴォイス・アーティスト、おおたか静流が昨年他界しました。彼女の軌跡とともに、美術館を手がけた絵本作家・田島征三の想いをこめた作品を、この夏から11/27まで展示します。 8/20にはトリビュートLiveも開催。



「磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館[SoKo]」photo Nakamura Osamu
【03_ART】倉庫美術館ならではのダイナミックな作品群を一挙公開
大型作品の保管&ギャラリーとして、廃校をリノベーションした倉庫美術館。今年は、磯辺行久、森山大道、川俣正、田中芳、河口龍夫、ジャン=ミッシェル・アルベローラなど、「大地の芸術祭」の代表作家たちによる作品群を一挙公開。校舎棟にはペインティング作品が、体育館には普段なかなか見ることができないダイナミックな作品群が集結。倉庫美術館ならではの迫力ある展示をお楽しみください。作品の購入も可。



イ・ブル「ドクターズ・ハウス」photo Kioku Keizo
【04_ART】時空を超えた元診療所
病院がなかった山間部の集落で、住民自ら木を切り診療所を建て、医師を住まわせたというこの場所。2015年に建物ごとアート作品となり、当時のおもかげを残しつつ、医療器具を使った時空を超える井戸や鏡を使った不思議な空間が生まれました。人気作品ながらトリエンナーレ会期外ではなかなか公開できなかった本作を、この夏だけ限定公開。この貴重な機会をお見逃しなく。(8/27までの土・日・祝公開)



photo Nakamura Osamu
【05_GOURMET】茅葺屋根の古民家でお母さんたちがもてなす絶品ランチ
築100年の古民家「うぶすなの家」で、集落のお母さんたちがもてなす絶品ランチを召し上がれ。今年の新メニューは「からりとカツレツ」「ふっくらハンバーグ」「じゅわっと生揚げ&車麩」の3種。メインのお肉や車麩はもちろん、その日採れた野菜の小鉢やお米の美味しさにも感動するはず。ご飯とお味噌汁はおかわりOKで、男性も大満足のボリュームです。陶芸家による囲炉裏やかまど、お風呂の作品も楽しめて、宿泊もOK! 


◆まだある!人気が高いフォトジェニックなアート3選

マ・ヤンソン / MADアーキテクツ「Tunnel of Light」Photo Nakamura Osamu(清津峡渓谷トンネル)
【01_ART】ランチ&ガイド付きオフィシャルツアーなら予約も入場制限もなし!
老朽化した観光トンネルを中国の建築グループがアート化し、作品「Tunnel of Light」が誕生。トンネル内の各所がフォトスポットとなり、お盆や紅葉シーズンは入場制限するほどの人気ですが、芸術祭のオフィシャルツアーなら繁忙期でも制限なし。越後湯沢駅発着のランチ&ガイド付きで超オススメです。冷房の効いたバスでガイドを聴きながらの楽ちんな旅へ。
ランチ&ガイド付き!トンネル鑑賞が楽しめるオフィシャルツア
●8月「メダカすいすいコース」
大自然を誇る津南町を中心に自然とアートを楽しむコース
催行日:8/19(土 )、8/26(土)
料金:小学生以上12500円 幼児(3〜5歳)5000円 3歳未満0円※食事・バス座席が必要な場合は幼児料金
>>詳細・予約はこちら

●9〜11月の「トンビかっくうコース」
十日町、川西、中里エリアの里山を巡るスタンダードコース
催行日:9/2(土)、9/9(土)、9/18(月)、9/23(土)、10/7(土)〜11/4(土)の毎週土曜、10/9(月)
料金:小学生以上12500円 幼児(3〜5歳)5000円 3歳未満0円※食事・バス座席が必要な場合は幼児料金
>>詳細・予約は詳細はこちら




内海昭子「たくさんの失われた窓のために」photo T.Kuratani
【02_ART】アートを通して気づく、美しい風景

アートを通して地域の魅力を再発見し、発信する「大地の芸術祭」の象徴的作品。自分の部屋から景色を眺めるように、カーテンがそよぐ大きな窓を通して、越後妻有の美しさに気づかせてくれます。2000年に芸術祭がスタートして早24年。初めて訪れる方もリピーターの方も、まずは芸術祭の原点のようなこの作品からスタートしてみては? 清津峡渓谷トンネルからも近いのであわせて巡るのがオススメ。




霜鳥健二「『記憶―記録』足滝の人々 - 作品」Photo Miyamoto Takenori+Seno Hiromi
【03_ART】突如現れる、住民たち
津南エリアでは、この夏、お芝居風レストランやマタギ文化が残る秘境での企画展など、たくさんのイベントを展開します。ですが、その道すがらにある野外アートも必見。作品の形態は、住民の等身大シルエット。一人ひとりの姿勢や日常の細かい特徴をとらえており、住民は、すべてのシルエットが誰のものかはっきり分かるとか。思わず隣に並んで撮影したくなってしまう作品です。ぜひ立ち寄ってみてください。

夏は緑の絨毯が田んぼ一面に広がり、秋には赤く染まった山を背に金色の稲穂が揺れる越後妻有。季節とともに表情を変える作品を楽しめ、旬の野菜を使ったお母さんたちの手料理を味わえる大地の芸術祭。この夏、アートとグルメを満喫しに、新潟の旅へ出かけてみませんか? 


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