去就問題に揺れるエンバペがトレーニングに合流か…次節はメンバー入りが濃厚とも

　パリ・サンジェルマン（PSG）に所属するフランス代表FWキリアン・エンバペが、チームの全体練習に復帰したようだ。13日、フランス紙『ル・パリジャン』など複数のメディアが伝えている。

　現在24歳のエンバペは昨年、レアル・マドリードへの移籍が確実視されていた中でPSGとの契約を2025年まで延長。しかし、当初「3年」と思われていた契約は「2年＋1年延長のオプション」という形で、エンバペ側にオプション行使の権利があることが判明。その権利行使の期限は2023年7月31日までとされているなか、同選手は契約延長オプションを行使する意向がないこと、今夏に退団する意思もないことを表明していた。

　これを受けてPSGは来夏のフリー退団を避けるために今夏の移籍市場での売却に動き、日本や韓国で行われたプレシーズンツアーのメンバーから同選手を除外。プレシーズンツアー終了以降も、トップチームへの合流が許可されず、別メニューのトレーニングに参加していた。

　その後、PSGはエムバペを欠くなかで迎えたリーグ・アン第1節・ロリアン戦で、最後までゴールをこじ開けることができず、0－0のスコアレスドローという結果に。そうしたなか同紙は、「PSGvsロリアンの前に、クラブとキリアン・エンバペの間で非常に建設的かつ前向きな話し合いが行われた結果、同選手は今朝トップチームの練習に復帰した」と報道している。

　また、フランス紙『レキップ』によると、13日の朝に同クラブのナセル・アル・ケライフィ会長が、ロッカールームの前でスピーチを行い、エンバペの復帰をアナウンスした模様。日本時間の20日に行われるトゥールーズ戦でメンバー入りすると伝えた。

　果たしてエンバペの去就問題はどのような結末を迎えるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。

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