前回からの続き。
目を覚ませば明け方。お風呂にも入らず、化粧も落とさず寝てしまっていたようです。アキオもさすがに私が家を出ていくとは想像していなかったようで、「今どこにいるの?」「無事だよね?」などと夜通しメッセージを送ってきていました。私は慌てて返信します。
ショウゴの暴言や反抗的な態度の数々を思い出すと、手足の震えが止まらなくなり動悸で息苦しくなってしまいます。アキオには「しばらくショウゴのことをお願いします」と伝え、私は落ち着くまでこのままホテルに滞在することを決めました。
【第6話】へ続く。
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