ローマ、レナト・サンチェスを買取義務付きレンタルで獲得！…PSGから中盤2枚獲り

　ローマは16日、パリ・サンジェルマン（PSG）からポルトガル代表MFレナト・サンチェスを期限付き移籍で獲得したことを発表した。

　期限付き移籍の期間は2024年6月30日までとなっており、ローマでの背番号は「20」に決定。また、契約には一定の条件が達成された場合に発生となる買い取り義務が付随していることが発表されている。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、R・サンチェスが全公式戦の60パーセント以上に出場した場合、1500万ユーロ（約24億円）の買い取り義務が発生するという。なお、レンタル料として100万ユーロ（約1億6000万円）がPSGに支払われたようだ。

　現在25歳のR・サンチェスは母国の名門ベンフィカの下部組織出身で、2015年10月にトップチーム昇格。ポルトガル代表の一員として臨んだEURO2016で優勝に大きく貢献すると、同年夏にわずか18歳にしてバイエルン加入を果たした。しかし、その後は伸び悩み、レンタル先のスウォンジーでもインパクトを残すことができず。それでも、2019年夏に加入したリールで主力として活躍し、2020−21シーズンにはリーグ・アン制覇にも貢献した。

　昨年夏には1500万ユーロ（約24億円）と報じられた移籍金でPSGに加入。2022−23シーズンは公式戦通算27試合に出場し2ゴールを記録したものの、スタメン起用はわずか8試合に留まった。また、ポルトガル代表ではここまで国際Aマッチ通算32試合に出場し3ゴール3アシストをマーク。上記のEURO2016に加え、EURO2020でも全4試合に出場している。

　自身初のセリエA挑戦となるR・サンチェスは、ローマのクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

「この巨大なクラブに加入できたことを本当に嬉しく思うよ。ローマのプロジェクトは僕を魅了し、ここでプレーすることが正しい選択であると感じている。どんな選手にとっても、ファンのサポートを感じることはとても重要なことだ。僕が初日に感じた衝撃によって、ファンがどれほどこのチームを愛しているか理解できた。このクラブで成功を掴むために全力を尽くすよ」


【動画】ローマがR・サンチェス加入を発表！
🤝 Benvenuto, Renato Sanches! 🇵🇹#ASRoma pic.twitter.com/nLllSSbvoA— AS Roma (@OfficialASRoma) August 16, 2023