「大阪メトロ」が「北港テクノポート線」第二種鉄道事業許可を申請

大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)は25日、鉄道事業法第4条にもとづき、「北港テクノポート線」(コスモスクエア〜夢洲間)に中央線が乗り入れる第二種鉄道事業許可を国土交通大臣に申請したと発表した。


中央線は2025年に夢洲地区で開催される大阪・関西万博の会場へ直接乗り入れる唯一の鉄道アクセスルートであり、開催期間中に多くの利用が予想される。加えて、大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域の整備計画(統合型リゾート)の認定が行われ、そのアクセス路線としても位置づけられた。



北港テクノポート線は、中央線のコスモスクエア駅から新設の夢洲駅までを結ぶ営業キロ3.2kmの路線。大阪港トランスポートシステム(OTS)が所管する施設を使用し、大阪市高速電気軌道が第二種鉄道事業者として旅客輸送を行う。開業目標は2024年度末頃とされている。



なお、大阪港トランスポートシステムも、北港テクノポート線の事業基本計画等を一部変更し、大阪市高速電気軌道に鉄道線路を使用させるよう国土交通大臣宛に認可申請を行ったこと、北港テクノポート線に新設する駅の名称を「夢洲」に決定し、近畿運輸局に届出を行ったことを発表した。（木下健児）