料理やお弁当に赤系の彩りを添えてくれるにんじん。そんなにんじんについてママスタコミュニティには、あるママからこんな投稿が寄せられました。
『にんじんを食べさせたいけれど、レパートリーが少なくてマンネリ。みなさんはにんじんを使った料理といったら、何を作っていますか?』投稿者さんは、にんじんを使う料理のレパートリーが少なく、マンネリになって困っているようです。投稿者さんのお悩みに対し、ママたちがオススメの料理を教えてくれました。
にんじんを使うのはどんなとき?
そもそもママたちが、にんじんを使うのはどのようなときなのでしょうか。
『緑黄色野菜を摂りたいときに便利。長持ちするから常備できるし』
『食材の種類が少ないとか、栄養素が微妙かなと思ったとき。料理との相性がよさそうなら入れている』
『彩りに使えるから、使う頻度が高い』
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にんじんには、どんな栄養素がある?
にんじんのオレンジ色はβーカロテンの色素によるもの。にんじんに多く含まれているβーカロテンは、食べると体のなかでビタミンAに変化し、免疫力を高めたり目の疲れをとったりする作用があるそうです。そのほかにもビタミンCやカルシウム、鉄などの栄養素も含まれている緑黄色野菜の代表とも言える野菜ではないでしょうか。ママたちが家族の栄養面も考えて、料理ににんじんを使っているのは理にかなっているようですね。
参考:国土交通省北海道開発局ウェブサイト「北海道の農産物食材カタログ」
にんじんを使ったオススメの料理を教えて!
ママたちはおかずからスイーツまで、さまざまなにんじん料理を教えてくれました。
ちょい足しにピッタリ!手軽に作れる一品
『にんじんとちくわのきんぴら』
『にんじんしりしり』
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『キャロットラペ、なます』
『マリネ』
『千切りにしたにんじんを茹でて、ツナと中華スープの素で和える』
『にんじんと大根を細く切って塩もみしたもの。食感がクセになる』
『千切りのにんじんに塩を振って水気をしぼったら、油漬けのツナ缶をオイルごと入れてお酢と混ぜるだけ』
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『にんじんと油揚げで煮びたし』ご飯の準備をしていると、あと一品追加したいと思う日もあるでしょう。手軽に作れるにんじんのおかずがあると、忙しいママも何かと助かるのではないでしょうか。
にんじんとの相性抜群の料理と言えば?
『煮もの』
『カレー、シチュー、ポトフ』
『カレーを作るとき、にんじんを乱切りのほかに、すりおろしたものも入れている』
『豚汁』
『焼きそば』
『みそ汁やスープ、麻婆豆腐にも細かく刻んで入れちゃう』
『親子丼とか、チキンライスとか、いろいろな料理に入れちゃう! 』ママたちが勧めてくれた煮込み料理や汁ものなどの料理も、にんじんとの相性バッチリ。なかには同じ料理に、にんじんのすりおろしと乱切りを投入しているママも。たしかに同じ料理だったとしても、切り方ひとつで味だけではなく食感まで楽しめる一品になってくれそうですね。
時間に余裕があればコレも作ってみて!
『すりおろしてドレッシング』
『にんじんご飯』
『かき揚げ』
『にんじんのグラッセ』
『ポタージュ』
『コールスローサラダ』
『キャロットケーキ』食事の準備をする時間に余裕がある日は、いつもより少し手が込んだ料理を作るママもいるかもしれませんね。いつもは作らない料理が食卓に並んだら、家族からのママ評価もあがりそうです。おかずだけでなく、にんじんでスイーツを作っているママもいました。
郷土料理を作ってみるのはいかが?
『大根とにんじんのたらの子和えっていう郷土料理。大根とにんじんを拍子木切りにして、たらこと糸こんにゃくを白だしと酒で炒め煮する』下味をつけて煮たにんじんや大根や糸こんにゃくなどを、ほぐしたたらの子と煎って和えたものを「たらの子和え」といいます。味つけはしょう油や味噌など、家庭によって違いがあるのだとか。あまり馴染みがない郷土料理だと、作る手間を考えてしまい気乗りしないママもいるかもしれませんが、たらの子を見つけたら挑戦してみるのもよさそうです。
参考:農林水産省 うちの郷土料理「たらの子和え 青森県」
子どもの体調や成長に合わせた一品に
『雑炊。大根とにんじんを千切りにしてつくるとおいしい。子どもが風邪をひいたときにリクエストされる』
『子どもが小さいころはすりおろして、ハンバーグに入れていたよ』なかには子どもの好ききらいや体調に合わせて、にんじんを使っている場合もあるようです。ママたちは毎日食事を準備するとき、子どもの成長や健康について考えてさまざまな料理を作っているのではないでしょうか。コメントからはママたちが子どもを思い、食べやすくなるように工夫している様子も伝わってきますね。
脱マンネリ!にんじんを使った料理の開拓へ
ママたちが教えてくれたにんじんを使った料理には、日ごろよく食べるメニューから郷土料理までさまざまなものがありました。なかにはみなさんが普段にんじんを使う料理とは、違うものもあったのではないでしょうか。にんじんを使った料理のマンネリ化を脱したいと思ったときは、ぜひママたちが勧めてくれた料理を作って食べてみてくださいね。
文・藤まゆ花 編集・ここのえ イラスト・いちと