ママスタ
旦那さんから「これから帰る」連絡を受けたとき、ついでに「○○買ってきて！」と買い物を頼むこともあるでしょう。今回はそんなママの願いと、旦那さんの気遣いがすれ違ってしまったお話です。
『旦那にアイス食べたいなぁ、○○とか……ってLINEしたのに某有名アイスクリーム店の6個のやつ買ってきた。「こっちのが美味しいよ」って。気を利かせてくれたんどろうけど「分かってねーな！ そーじゃないんだわ！」って言うの我慢した。男の気の利かせ方、たまに斜め上行くよね』
ある有名なアイスキャンディーを食べたくて連絡したのに、某有名店のアイスクリームを買ってきてくれた旦那さん。コンビニで手軽に買えるにもかかわらず、わざわざ専門店にまで行って箱入りアイスクリームを買ってきてくれただなんて、とっても素敵な気遣いですよね。お値段的にも専門店のアイスの方が高価です。有難い……とても有難い気持ちのはずなのに「そうじゃない！」と思ってしまった投稿者さん。しかもそんな投稿者さんの気持ちに賛同しているママも多くて……？
わかる！私が「今」食べたいのはそれじゃない！
『わかるー。なかったら、他のメーカーのアイスキャンディーなんだよ』
『嬉しいけど、その口になってたのにアイスクリームは違うよね（笑）』
暑いときは特にシャーベット系のサッパリしたものを食べたくなるものですよね。投稿者さんは「シャリッ」「さっぱり」とした食感や味を求めていたのでしょう。それなのに濃厚なクリームのアイスクリームを渡されると「それじゃない」と思ってしまう気持ち、分かります。買ってきてくれた気持ちは有難いはずなのに、素直に喜べないというもどかしさが、暑い季節に余計にイライラしてしまいそうですね。
頼まれた買い物にのせる気遣いが「それじゃない」
『わかる。私はあえてコンビニのやっすいシュークリームが食べたくて旦那にリクエストしたのに、どこぞの有名パティシエのお店のシュークリームを買ってきてくれたことがある』
『のり弁って言ったのに勝手に特のりにしたりね。ちくわが食べたかったのに』
『コンビニのツナか昆布のおにぎり買ってきてって言ったら、大きめのちょっと高い方の変わったおにぎりを買ってこられた。違うんだよ！ 海苔パリパリの普通の具でいいんだよーー！』
他にも旦那さんの優しい気遣いに「それじゃない！」と心のなかで叫んでしまったというママたちがこんなに（笑）。どのコメントも、ママたちのリクエストよりも値段や質のいいものを「あえて」選んでくれたところから起こっていますよね。旦那さん的にも、その「あえて」選んだところがポイントなのかもしれませんが……。
『気遣いそこじゃねぇってのが度々ある』
『そう、気の利かせ方斜め上を行く。でも気を利かせてくれたから「ありがとう」と感謝するしかない』
ママたちが求めているのは「そこじゃない」んですよ、旦那さん。できれば「言われたものは言われた通りに買ってきて欲しい」というのがママたちの本音なのですが……。それでも買ってきてくれたことに感謝して「ありがとう」と受け取るママたちの優しさに、切ない気もしますね。
『ありがたくいただいたけどさ。変なタイミングで優しさみせないでほしいよね』
旦那さんとしては「頼まれたのもよりも、もっと喜びそうなものを買ってあげた俺」に満足してしまっているのかもしれません。自分の考えよりももっと相手の求めることを考えて欲しいところです。しかしながらそこで行き違ってしまう男女の考え方の違いもまた、面白いのかもしれませんね。優しさをみせるなら、もっと別のところで……と思ってしまうのも、ママたちのリアルな心の内なのでしょう。
そんな旦那さんの優しさをママたちは知っている
『希望と違うけど、良いものを買ってきてくれたことがうれしいけどな』
けれどママたちは一様に、買ってきてくれたことに関しては感謝をしているのだそう。希望とは違うものだけれど、それを買うにあたりママたちのことを想って「あえて」別のものを買ってきた「気持ち」にはしっかり「ありがとう」と言います。
『優しい旦那さん大事にしてあげなきゃだよ』
思っていた優しさとは方向が変わってしまっても「優しさ」を発揮してくれた旦那さんを、ママたちはこれからも大切にしていくことでしょう。
『我慢したのナイス。なんだかんだ幸せな顔して食べてるんだろうなと想像』
「こんなものを買ってきて！」と怒るのではなく、「ありがとう」とお礼を言って食べるママたちの姿は、幸せそのものなのかもしれませんね。想像よりも斜め上のものを買ってきてくれる旦那さんとの結婚生活は、きっと笑顔が溢れているんだろうな……と感じた投稿でした。
文・渡辺多絵 編集・秋澄乃 イラスト・はなめがね
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