鎌田大地は好機に絡むも、ラツィオはセリエA連敗スタート…レテギ弾に沈みジェノアに敗れる

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2023年08月28日 06:05  サッカーキング

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2試合連続スタメン出場の鎌田は65分までプレー [写真]=SS Lazio via Getty Images
 セリエA第2節が27日に行われ、ラツィオとジェノアが対戦した。

 ラツィオは敵地開催の開幕戦でレッチェ相手に先手を取りながら、終盤の2ゴールで逆転負けを喫した。本拠地『スタディオ・オリンピコ』での開幕戦で今季初白星を狙う。相対する昇格組のジェノアは開幕戦でフィオレンティーナに1−4と大敗。難しいアウェイゲームで連敗を止めたいところだ。

 ラツィオは前節からスターティングメンバーを1名変更。パトリックに代わってニコロ・カザーレが最終ラインに入り、アレッシオ・ロマニョーリとコンビを組む。前節がデビュー戦だった鎌田大地は、ルイス・アルベルト、チーロ・インモービレらとと共に2試合連続の先発に名を連ねた。一方、ジェノアを率いるアルベルト・ジラルディーノ監督はルスラン・マリノフスキー、ケヴィン・ストロートマン、マテオ・レテギらをスタメンとして送り出した。

 試合は立ち上がりからジェノアのペースで進む。立ち上がりの3分、ペナルティエリア右寄りの位置でストロートマンからのパスを引き出したアルベルト・グドムンドソンが右足で浮き球のボールを送ると、ボックス内でレテギがヘディングシュート。ここはGKイヴァン・プロヴェデルの正面へ。続く12分には左サイドを駆け上がったヨハン・バスケスがゴール方向へ向かうライナー性のクロスボールを送ると、ボールは右ポストに直撃した。

 勢いそのまま、ジェノアが16分に均衡を破る。敵陣左サイドでロングフィードを引き出したグドムンドソンがタイミングを見てクロスボールを送るも、ここはボックス内で跳ね返される。しかし、こぼれ球を狙っていたモルテン・フレンドルップが低弾道のボレーシュートを放つと、GKプロヴェデルが弾いたボールをレテギが押し込み、ジェノアが先手を取った。

 序盤からラツィオは劣勢を強いられたものの、終盤に差し掛かると攻撃に出る時間が続く。前半アディショナルタイム、ラツィオは自陣右サイドから攻撃を組み立てると、フェリペ・アンデルソンが外側を駆け上がってきたマヌエル・ラッザリを使う。シンプルに中央へ折り返すと、走り込んできた鎌田が左足で合わせたが、シュートは相手にブロックされた。前半はこのままジェノアの1点リードで終了している。

 後半に入るとラツィオが猛攻をスタート。50分、ペナルティエリア左でクリアボールを拾ったマッティア・ザッカーニが右足で狙ったものの、シュートはわずかに枠の外へ。51分にはペナルティエリア右奥で前を向いたザッカーニがクロスボールを送ると、飛び込んできた鎌田には合わなかったものの、ファーサイドで待っていたルイス・アルベルトが右足フィニッシュ。枠を捉えた一撃はホセフ・マルティネスに弾き出された。

 なおも攻めるラツィオは65分、左サイドを破ったザッカーニからのクロスボールが相手に当たってこぼれると、インモービレが右足でループシュートを狙う。この一撃はクロスバーに当たってゴール上へと外れた。

 その後もラツィオは攻め続けたものの、1点が遠く、試合はこのままタイムアップ。今季初白星を狙うチーム同士の一戦はアウェイチームに軍配が上がり、ジェノアが勝利した。対するラツィオはホーム開幕戦を白星で飾れず、苦しい連敗スタートに。鎌田は65分までプレーした。

 次節、ラツィオは9月2日に敵地で昨季王者のナポリと対戦する。一方、ジェノアはアウェイ連戦となり、同3日にトリノの本拠地に乗り込む予定だ。

【スコア】
ラツィオ 0−1 ジェノア

【得点者】
0−1 16分 マテオ・レテギ(ジェノア)

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