「絶対ムリ!」「読むだけなのにしんどい……」『ジョジョ』『コナン』『ワンパンマン』……キツすぎる伝説の修行

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2023年08月28日 07:01  リアルサウンド

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 少年漫画には時として、同じ人間とは思えないほどの戦闘力をもった猛者が登場する。だが、彼らはいかにしてその強さを手に入れたのだろうか……。本稿ではそんな疑問に答えるため、さまざまな人気漫画に登場する最強キャラクターたちの修行方法についてまとめてみた。


 修行によって圧倒的な力を得たキャラクターといえば、まず大人気ヒーロー漫画『ワンパンマン』の主人公・サイタマを挙げざるを得ない。サイタマは平凡な見た目ながら、いかなる敵であろうと一撃で葬り去る異次元の戦闘力を誇っている。しかし元々備わっていた能力ではなく、とあるトレーニングの存在があった。


  本人いわく、ヒーローになるために腕立て伏せ・上体起こし・スクワットを100回ずつ、加えてランニング10kmのメニューを、3年間毎日行っていたとのこと。さらに夏冬問わずエアコンを使用しないことで、強靭な精神を培ったという。


  普通の人間からすると十分過酷ではあるものの、現在のサイタマが人間を超越していることを考えると、ツッコミどころしかないメニューだ。とはいえ、現実的なトレーニング内容なので、実際に真似しようとする人も多く、海外のSNSでは数年前から「ワンパンマン・ワークアウト」と称した企画が流行している。


 また、『名探偵コナン』に登場する京極真も、超人的なトレーニングに取り組んでいたキャラクターだ。400戦無敗を誇る最強の空手家で、劇場版『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』ではキーパーソンとして活躍。空手大会の相手を一撃で吹き飛ばしたり、怪盗キッドが放ったトランプ銃のトランプを指先で掴み取ったりと、人外エピソードには事欠かない。


  当然、京極はトレーニング内容も常人とは一味違っている。「怪盗キッドVS京極真」というエピソードでは、片手の人差し指と親指だけで体を支えるという難易度最上級の腕立て伏せを披露していた。ちなみにこの鍛錬は、伝説的映画スターである武術家ブルース・リーが行っていたことでも有名だ。


ジャンプヒーローも地道なトレーニングで超人化


  バトル漫画が多い「週刊少年ジャンプ」では、主人公が次なるステージに成長するための“修行パート”がよく描かれてきた。その内容はいずれも独創的で、作品の方向性を強烈に反映したものとなっている。


 たとえば『ドラゴンボール』の主人公・孫悟空が行っていたのは、重さに焦点をあてた鍛錬だ。亀仙人に師事していた幼年期には、20kgの甲羅を背負って牛乳を運び続け、後に神様との修行では100kgの修行着を用いることで基礎的な体力を養った。


  さらに「フリーザ編」では、ナメック星に向かう宇宙船に搭載された人工重力装置を活かした修行に挑戦。最初は20倍に設定していたが、次第に負荷を増やし、最後は地上の100倍近い重力に耐えられるまでに成長した。


  ちなみに同作ではベジータも、地球にやってきた直後、悟空への対抗意識から300倍の重力で修行している。その後も「魔人ブウ編」では、トランクスと150倍の重力下でトレーニングする様子が描かれるなど、定番メニューとなっていたようだ。


 他方で『ジョジョの奇妙な冒険』では、第2部「戦闘潮流」のジョセフ・ジョースターが「呼吸法矯正マスク」という装置を用いた修行を課せられていた。


  これは「波紋法」を鍛えるべく、師匠のリサリサから強制的に装着されたアイテムで、呼吸が乱れるとたちまち酸欠状態になってしまう代物。あまりのつらさから、一時はリサリサのことを恨んでいたが、鍛錬の甲斐あってジョセフは一人前の波紋使いへと成長を遂げている。やや特殊な特訓だが、ジョセフが主人公として一皮むけるきっかけになったとも言えるだろう。


 同じ修行パートでも、作品によってその内容はまったく異なっている。どんなトレーニングによってキャラクターたちが強くなったのか、少年漫画を読む時にはぜひ意識してみてほしい。


(文=キットゥン希美)


このニュースに関するつぶやき

  • あの小柄な細身のボディ(身長160cm・体重42kg)で1年で8割がいなくなるという海南大附属のバスケの練習に耐えた宮益も凄いと思います。
    • イイネ!1
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