アスレティック・ビルバオのスペイン代表FWニコ・ウィリアムズが、27日に行われたラ・リーガ第3節ベティス戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
前節はオサスナに昨季国王杯のリベンジを果たしたアスレティック・ビルバオは、27日に行われたラ・リーガ第3節でベティスと対戦。開始10分までに2点のビハインドを負ったものの、FWニコ・ウィリアムズが獲得した2本のPKを両方ともMFミケル・ベスガが冷静に沈めて振り出しに戻すと、前半アディショナルタイムのFWゴルカ・グルセタのゴールでスコアをひっくり返す。後半にはプレシーズンで頭角を現したMFウナイ・ゴメスにトップチーム初ゴールが生まれるなど、大聖堂の異名を取る本拠地『サン・マメス』の雰囲気も後押しとなり、4−2で逆転勝利を飾っている。
同試合でも左サイドからドリブルでチャンスを演出し、2本のPKを獲得したニコ・ウィリアムズ。交代時には拍手とチャントという“讃美歌”を浴びた同選手は「とても特別な瞬間。ずっと夢見てきたことだった。上手くやれたと思うし、次の試合も頑張らないとね」と告白。一方で、「1本目のPKのシーン? 僕は接触に気づいている。あのPKに対する文句は受け入れたくない」と判定が妥当であったことを強調した。
またニコ・ウィリアムズは、自身の去就にも言及。プレミアリーグから関心を寄せられる同選手は、来夏に満了を迎える現行契約の延長について、「物事ははっきりしているけど、何事にもプロセスがあるんだ。冷静になってほしい。僕はとても明確な考えを持っているし、兄もアドバイスをくれる。すべてが順調に進んでいるというメッセージを送りたい」とクラブ残留を示唆している。
ニコ・ウィリアムズやオイアン・サンセトを筆頭に若きカンテラーノが好調のアスレティック・ビルバオの次戦は、9月3日に行われるラ・リーガ第3節マジョルカ戦だ。