高校日本代表・前田悠伍、2回無失点！「ツーシームとチェンジアップが通用するかなと思いました」

● 高校日本代表 0 − 8 大学日本代表 ○
＜侍ジャパンU-18壮行試合・東京ドーム＞

　28日東京ドームで侍ジャパンU-18壮行試合『高校日本代表−大学日本代表』が行われ、前田悠伍（大阪桐蔭高）が先発し大学日本代表を相手に、2回・33球、3安打、3奪三振、無失点に抑えた。

　先発のマウンドに上がった前田は初回、先頭の宮崎一樹を125キロのチェンジアップで空振り三振に仕留めると、続く辻本倫太郎を128キロのスライダーで空振り三振を奪い簡単に2アウトとする。3番・宗山塁にセンター前に運ばれたが、4番・西川史礁を二ゴロで、初回を無失点に終える。

　2回は先頭の上田希由翔にレフト前に安打を打たれたが、続く進藤勇也を三併殺。2アウトから渡部聖弥にレフト前ヒットを浴びるも、中島大輔をスライダーで空振り三振で、この回を投げ終えたところで降板となった。

　前田は「先発を任されたということで、まずは先発の役割を果たすというか、ゲームを作ることを第一において1球1球低めに丁寧に投げ込めたんじゃないかなと思います」と振り返り、大学生に通用した部分については「変化球で言ったらツーシームとチェンジアップが通用するかなと思いました」と話した。

　31日から台湾で『第31回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ』が開催される。前田は「今日は大学生相手にやらせてもらって、気持ちで負けないところが一番勉強になったので、大会でも出せる力を出して挑みたいと思います」と意気込んだ。

（取材＝ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗）