トヨタ「タウンエース」が70年代のアメ車に? カスタム車で新たな魅力を発見!

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2023年08月30日 11:41  マイナビニュース

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「アソモビ2023 in Makuhari」(会場:幕張メッセ、会期:8月5日〜6日)で古き良きアメリカの香りただようクルマを発見した。ベースとなっている車両はどうやら……トヨタ自動車のはたらくクルマ「タウンエース」では? どんなクルマなのか、お店の人に聞いてみた。


○タウンエースの新たな可能性を発見!



タウンエースのカスタム車を展示していたのは、ハイエース専門店のNACSグループから誕生したカジュアルブランドのサンタローズだ。展示車両は「フィルモア」と「フィルバート」の2台。


コンセプトは見た目の通り、1970年代から80年代にかけてのクラシックUSAバン。トヨタの商用車「タウンエース」をベースとしているところが大きな特徴だ。


こうしたカスタムカーの定番といえば、やはり同じトヨタの「ハイエース」だと思うのだが、タウンエースをベースにするというのは少し意外なチョイスだ。なぜ選んだのか。担当者によれば、「ハイエースはもう出尽くした感がありますが、タウンエースはまだちょっとニッチな車両です。大きく見えますが長さが4,600mmしかないので、シティユースでも使いやすいサイズ感ですし、アウトドアにも使える荷室性能を兼ね備えています」(以下、カッコ内は担当者)とのことだ。



印象的なのが、タウンエースのフロントマスクをレトロなアメ車の顔つきに変える外装パーツだ。どういった経緯で開発したのだろうか。



「タウンエースのもともとの顔は、少しノペッとしていますよね? そこをちょっと変えられないかなと思いました。ただ、パーツが全然なかったんです。僕たちが手がけ始めた2年半くらい前は、シートカバーを装着したクルマはあっても、ドアトリムやパネルにまで手を入れられたカスタム車すら少なかった。それで、外装パーツを自社開発しました」


さすがはトヨタ製というべきか、タウンエースがベースなだけあって同社のカスタム車はメンテと維持のしやすさも売りだという。



「やっぱり旧車はかっこいいですが、購入後はメンテナンスの不安がどうしても付きまといます。タウンエースがベースなので、うちのクルマであればメンテナンスをあまり気にすることなく、おしゃれなクルマに乗ることができます」



販売形式にはいくつかのパターンがある。例えばタウンエースの新車と外装パーツの組み合わせだと、販売価格は214万円から。一方、タウンエースの新車と内装架装の組み合わせの場合は309万円からで、別途49.5万円で外装パーツを取り付けることが可能だ。



「新車とカスタムをある程度までセットにすることで、コストを抑えて安く販売することができています。内装架装セットの場合は内容が決まってしまっていますが、個別にオーダーしていただければ必要なアイテムだけ取り付けることができて、その分、価格も抑えることができます」


「アソモビ2023 in Makuhari」の会場では若い両親と小さな子供の家族連れが「フィルモア」と「フィルバート」を熱心に眺める様子が確認できたが、聞けばこのクルマ、ビジネスユースでのニーズもあるという。



「一般のお客様からお問い合わせをいただくことが多いですが、ビジネスカーとして関心をお寄せいただくこともあります。タウンエースが欲しいけど、自分のお店のカラーに合わせたいとか、アメ車風のおしゃれなクルマが欲しいというお客様……例えば、お花屋さんとかですね」



2023年から関東圏のイベントにも積極的に出展しているという同社。今後、もしどこかで見る機会があれば、タウンエースの新たな可能性をチェックしてみて欲しい。



安藤康之 あんどうやすゆき フリーライター/フォトグラファー。編集プロダクション、出版社勤務を経て2018年よりフリーでの活動を開始。クルマやバイク、競馬やグルメなどジャンルを問わず活動中。 この著者の記事一覧はこちら(安藤康之)

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  • 更に5V-EUに換装すればアメ車っぽくなるよ。
    • イイネ!1
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