注目が集まるドイツ代表の新監督候補…オーストリア代表を率いるラングニック氏は噂を否定

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2023年09月12日 00:37  サッカーキング

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現在はオーストリア代表を率いるラングニック氏 [写真]=Getty Images
 オーストリア代表を率いるラルフ・ラングニック監督が11日、ドイツ代表新監督就任の噂を自らの口で否定した。

 グループステージ敗退に終わったFIFAワールドカップカタール2022以降、5試合でわずか1勝しか挙げられていなかったドイツ代表。9月のインターナショナルマッチウィークは、ドイツメディア『スカイスポーツ』によって“運命の2連戦”と位置付けられていた。その一戦目は9日に行われたが、ホームで日本代表に1−4と完敗。90分間を通してのパフォーマンスも称賛に値するものではなく、A代表としては38年ぶりの国際Aマッチ3連敗を喫した。

 この敗戦から一夜が明け、ドイツサッカー連盟(DFB)は10日付けでフリック監督およびアシスタントコーチ2名の解任を発表。ドイツ代表の歴史において、指揮官が解任されるのは初の出来事だった。

 フリック監督の解任を受け、ドイツ代表指揮官の後任となる人物には大きな注目が集まっている。今年3月にバイエルンの指揮官を解任されて以降はフリーの状態が続いているユリアン・ナーゲルスマン氏、2021−22シーズンにフランクフルトをヨーロッパリーグ制覇へと導き、昨季限りで指揮官を退任したオリヴァー・グラスナー氏などの名前が筆頭候補として挙がっていた。現在リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督、ベンフィカを率いるロジャー・シュミット監督、かつてドルトムントなどのクラブチームで監督経験があり現在は経営コンサルタントとしてクラブを支えるマティアス・ザマー氏なども候補の1人として伝えられている。

 加えて、一部メディアでは現在オーストリア代表を率いるラングニック監督の名前にも触れられていた。ラングニック氏はダイレクターとしての顔も持ちながら、監督としての実績も豊富な人物。2006年夏に就任したホッフェンハイムでは当時3部に沈んでいたクラブを立て直し、2年後に1部昇格を実現させると、当初ダイレクターとして参画していたライプツィヒでは指揮官としてクラブ史上初の1部昇格やチャンピオンズリーグ出場権獲得などへ導いた。直近では2021−22シーズン途中にマンチェスター・ユナイテッドの暫定監督を務めたことでも知られている。

 そんなラングニック氏は2022年夏よりオーストリア代表の監督に就任。現在はEURO2024予選・グループFで3勝1分という成績を収め、ベルギー代表と並ぶ勝ち点「10」を獲得し、本大会出場権獲得に向けて良いスタートを切っている。このような状況のため、現時点でラングニック氏は同国代表チームから離れるという選択肢は持ち合わせていないようだ。オーストリアの公共放送局である『ORF』のインタビューにて、ドイツ代表の指揮官に就任する可能性を問われると、次のような言葉で否定している。

「私は14ヶ月前に、このチームのボスとして働くことを決めた。EURO2024の出場権を獲得すること、本大会でオーストリア代表チームが良いパフォーマンスを発揮できるように準備していくことをね。それ以外のことは私にとって興味がないことだ」

 オーストリア代表は12日にEURO2024予選・グループF第6節でスウェーデン代表と対戦する。一方、現在指揮官が不在のドイツ代表は12日にドルトムントでフランス代表との一戦を控えているが、同試合はダイレクターのルディ・フェラー氏が指揮を執り、シュトゥットガルトやハンブルガーSVなどのクラブチームやドイツ世代別代表監督を歴任しているハンネス・ヴォルフ氏、ウンターハヒンクの指揮官を経てU−20ドイツ代表のコーチを務めているザンドロ・ヴァーグナー氏がサポートする形で臨むことが伝えられている。

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  • 日本同様、協会がね。今の状態じゃ引き受ける人って。森保さんみたいな、根性のあるイイ人で無きゃね。
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