ブライトン会長、デ・ゼルビ監督の手腕に驚き「最初に来た時には…」

　ブライトンのトニー・ブルーム会長が、同クラブを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督やクラブ史上初となる欧州大会について言及した。12日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

　ブライトンは昨シーズン、好スタートを切っていたなか、プレミアリーグ第6節終了時点の9月にグレアム・ポッター前監督がチェルシーに引き抜かれたことに伴い、同年7月にロシアのウクライナ侵攻を受けてシャフタールを退任してフリーとなっていたデ・ゼルビ監督を後任に招へいすると、すぐさま手腕を発揮し、最終的にはプレミアリーグ6位で終了。1901年創設のブライトンにとって、クラブ史上初となる欧州大会出場権獲得へと導いた。

　2009年からブライトンで会長を務めているブルーム氏はデ・ゼルビ監督を招へいした時を振り返り、「彼は本当に素晴らしかった。彼の実績はかなり詳しく調べてみると、非常に良かったんだ」と語った一方で、クラブ史上初の快挙を達成することになるとは予想していなかったことも口にした。

「しかし、彼が最初にやって来た時にどれほどの影響を与えるかは全くわからなかった。彼は非常に多くの選手に大きな影響を与えてきた。選手を成長させるのがとても上手なんだ。プレーの質、選手たちがチャンスを作るために適切なタイミングでリスクを冒すこと、そして彼の戦術的な能力は本当に素晴らしい」

「彼は行けるところまでできる限り皆を後押ししている。彼がクラブに来てくれて私たちはとても幸運だ。ここにいてくれることをとても嬉しく思っている。それができるだけ長く続くといいね」

　そして、21日にはホームでヨーロッパリーグ（EL）・グループステージ第1節のアテネ戦を控えているブライトン。ブルーム会長は「とても誇りに思うし、興奮もしている。試合が始まれば、感情はさらに昂るだろう」と心待ちにしていることを明かした。

「ファンたちには私たちがヨーロッパに初めて参加するという事実を楽しんでもらいたい。この機会やその瞬間を楽しんでほしい。選手たちはプレミアリーグでもヨーロッパでもファンたちにたくさんの楽しい瞬間を与えてくれることを願っている」