EXILE CUP 2023 関西大会が8月27日、奈良県フットボールセンターで行われた。この大会は小学4年生から6年生を対象にしたフットサル大会で、LDH JAPANが2010年より社会貢献活動の一環としてスタートさせ、今年で11回目となる。2019年を最後にコロナ禍の影響で中止が続いていたが、今年は4年ぶりに開催が実現。大会は全国9地区10会場で予選が行われ、各優勝チームが決勝大会に進出する。関西大会には52チームが参加して、予選リーグ78試合、決勝トーナメント15試合の熱戦が繰り広げられた。
男子だけや男女混合チームが多いなか、女子だけのチームもあった。和歌山県で活動するITO FC アザレアは久しぶりにEXILE CUPへ参加。結果は3戦全敗となったが、男子たちにも臆せず立ち向かう姿が印象的だった。松本はなさんは「フットサルはルールが難しかったけれど、新鮮だった。全部負けたけど、最後は1失点に抑えて、攻撃もうまくいってシュートもたくさん打てました」と楽しそうに感想を述べてくれた。
決勝戦はEDCと、こちらもEXILE CUP全国大会で2013年に優勝しているFC Victoria 伊丹有岡の対戦となった。序盤からEDCが攻撃を仕掛け、前半だけで朝尾桜介くんが3ゴールを決めると、後半にも追加点を挙げ、EDCが4-0で勝利。2016年以来、4大会ぶりの関西大会優勝となった。決勝戦でハットトリックを達成した朝尾君は「予選リーグは連係が合いにくかったけれど、みんなで話しながら良くなっていきました」とチームワークの向上が優勝につながったと話した。内田哲平コーチは「選手たちが自分たちの良さを出してくれました」と大会を振り返った。
優勝したEDCは9月17日に愛媛県今治市で行われるEXILE CUP 決勝大会に挑む。垂水君は「パスもドリブルもあるサッカーで全国優勝を狙います!」と決勝大会での活躍を誓った。直近の5大会は関西代表チームが決勝大会でも優勝を飾っており、EDCが関西勢6連覇という快挙を成し遂げられるかどうかにも注目が集まる。