ソシエダへの感謝を胸に…久保建英が“昨季超え”へ意欲「さらに上位を追いかけようと…」

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2023年09月15日 15:23  サッカーキング

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加入2年目のレアル・ソシエダで好調を維持する久保建英 [写真]=Getty Images
 レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英が、クラブでの日々へ充実感を滲ませつつ、ラ・リーガ上位進出へ意欲を示した。14日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。

 昨年夏にレアル・ソシエダに加入した久保は、程なくしてチームの攻撃の主軸に定着。2022−23シーズンはラ・リーガ35試合の出場で9ゴール7アシストという成績を残し、10年ぶりのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献した。迎えた今シーズン、チームはここまで1勝3分と調子が上がりきっていないが、久保は3ゴール1アシストをマークするなど存在感を放っている。

 10代の頃から将来を嘱望されていた久保は、2019年夏に世界屈指の名門レアル・マドリードに加入。しかし、各国のスター選手が集う同クラブで出場機会を得ることはできず、レンタル移籍に出される日々が続いた。22歳の若武者は昨年夏に“白い巨人”に別れを告げ、レアル・ソシエダへの完全移籍を決断。安定的な出場機会を手にすると、そのパフォーマンスも大きく向上し、昨シーズンはキャリアハイの数字を残した。久保は昨年夏に自らにオファーを提示したレアル・ソシエダへ感謝を示しつつ、サン・セバスティアン(ホームタウン)での充実感を次のように語っている。

「ラ・レアル(レアル・ソシエダの愛称)は、サッカー選手としての自分を証明することを手助けしてくれました。僕は良い時期にいなかったと思いますが、ラ・レアルが僕を成功に導く列車に乗せてくれたんです」

「どんなチームであれ、ホームでプレーすることは大きな力になりますが、『レアレ・アレーナ』は特別です。例えば、ゴールを決めた時には観客は飛び跳ね始めます。もちろん試合は続きますが、彼らを横目に見てプレーする瞬間がある。その瞬間が大好きなんです。そして、この街で一番気に入っているのは静けさです。通りを歩いていても、彼らはそっとしておいてくれる。写真を要求されることもあるけど、彼らは何よりも『今週末勝って』と言ってくるんです」

 2022−23シーズンの好成績を受け、さらなる躍進にも大きな期待がかかるレアル・ソシエダ。久保は「ラ・レアルにとっての限界は昨シーズンとは違うと思います。ラ・リーガではCL出場権を争うためにその位置を維持しつつ、さらに上位を追いかけようとしています。なぜなら、後ろにいるチームはもの凄いスピードで僕たちを追いかけてくるからです」と上位進出への意気込みを示した。

 果たしてレアル・ソシエダは、昨シーズンの4位を上回る成績を収めることができるだろうか。現地時間17日に行われるラ・リーガ第5節では、現在4連勝中と絶好調の首位レアル・マドリードと対戦する。

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