ハチロク、フェアレディZ、シルビア……漫画に登場した名車、今いくら?

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2023年09月19日 07:00  リアルサウンド

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 日本が世界に誇る文化、漫画。さまざまなジャンルの作品が登場し、世界中の読者に影響を与えてきた。たとえば野球やサッカー、バスケットボールなどの漫画を見て競技を始め、超一流プレイヤーになった選手が大勢いる。


(参考:【写真】頭文字Dで激走する憧れの名車を見る


  また、漫画に登場したガジェットが売れるというケースも。その1つに自動車漫画がある。キャラクターが乗りこなすカッコいい車を「自分もほしい」と感じ、購入する人もいるようだ。今回はそんな人々の憧れとなった自動車と現在の値段を紹介したい。


■ハチロク トヨタ『頭文字D』


  しげの秀一原作の大人気自動車漫画、『頭文字D』。そのなかに登場し、高い人気を誇ったのが、主人公の藤原拓海が乗る黒と白の自動車「トヨタ・スプリンタートレノ・AE86」だった。


 『頭文字D』は多くの自動車ファンに影響を与えてきたほか、レーシングドライバーも愛読者が多いといわれる。作品にはさまざまな自動車が登場し読者を魅了してきたが、そのなかでも代名詞存在が「86」なのだ。


  人気の高いAE86の現代の値段は中古車販売サイトで500〜700万前後となっている。


■S30型フェアレディZ『湾岸ミッドナイト』


  楠みちはる原作の漫画、『湾岸ミッドナイト』。主に首都高速で繰り広げられる公道バトルを描いた作品である。


  作品のなかで最も有名で人気がある車が、主人公朝倉アキオが乗る通称「悪魔のZ」。この車は1968年から78年まで販売された日産フェアレディZのS30型だった。S30はフェアレディZの初代で「ダットサン」として海外でも販売され、世界販売台数55万台を誇る。


  日本のスポーツカーを代表するS30型が持つ高いデザイン性と「悪魔のZ」というフレーズから、人気はさらに高まったようである。


  現在も根強い人気を持つ「悪魔のZ」ことフェアレディZS30型は、現在中古車販売サイトで650万〜800万前の値がついている。


■シルビアS13『ジゴロ次五郎』


 『週刊少年マガジン』に2002年から2007年まで掲載された漫画、「ジゴロ次五郎」。走り屋系の漫画でバトルシーンなどが見どころだったが、作品の大きな柱となっていたのが、「S13ラブマシーン」と呼ばれるシルビアだった。


 「S13ラブマシーン」の特徴は自分の意志を持っているということ。その走りから「妖車」と称された。シルビアは日産自動車を代表する車種の1つで、「ラブマシーン」となったS13は、1988年から93年まで販売された車で、その先進的なデザインが人気となり、グッドデザイン賞を受賞。歴代シルビアのなかでも最多の売上を記録した。


 シルビアS13は中古車販売サイトで150万から250万程度で販売されている。


■ポルシェ・911カレラRS『サーキットの狼』


  池沢さとし原作の漫画、『サーキットの狼』。自動車好きの漫画ファンなら誰もが通ると言っても過言ではない名作である。


  作品の主人公風吹裕矢のライバル、早瀬佐近が載っていた車が1972年のポルシェ911カレラだった。この車は1964年に発売された車で、ポルシェを代表するモデル。「ポルシェといえばこの車」を連想する人も多いのではないだろうか。


  ポルシェ911カレラRSは非常に高額で、中古車販売サイトでも1500万から応相談となっている。


  いまだに色褪せない漫画に登場した自動車の数々。かつて憧れた車を、手に入れてみてはいかがだろうか。


文=佐藤俊治


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  • AE86のまんま「藤原とうふ店」と書かれた車をお台場で見たことがある。
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