人間関係の距離感は意外と難しい。仲良しで何でも話せると思っていても、相手のために伝えた言葉で関係にヒビが入ることもある。東京都の40代前半の女性（企画・マーケティング・経営・管理職／年収500万円未満）は、悩み相談に応じたことがキッカケで友人と絶縁した。（文：コティマム）
「とても器の大きい旦那さんを見つけ結婚。幸せそうでした」
女性には、職場が同じことから仲良くなった友人Aがいた。
「結婚前から職場が同じで、あまり自分を飾らない素直な子で、そんなところがとても親しみやすく、長年仲良しだった友人A。とても素直だからこそ、たまに失礼な発言や行動なども度々あり、他の友人達の間ではたまにトラブルになっていたようでしたが、私はあまり気にすることもないと遊んだりよくしていました」
Aは他の友人とは問題を起こすものの、女性はうまく付き合っていたという。
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「そんなAも、とても器の大きい旦那さんを見つけ結婚。幸せそうでした」
その後女性も結婚。Aと遊ぶ回数は少なくなったものの、お互いの家を行き来したり、お茶会をしたりと、交流は続いていたという。
「しかしある日、そのAの旦那さんの浮気が発覚し、日々電話で相談を受けることに……。もちろん快く聞いてはいたけども、内容としては少し酷い旦那さんだなと思うような感じで、本人にアドバイスなどをしていました」
SNSのフォローも外され「私がいけなかったのか、なんだったのか……」
Aから相談を受けた女性は、Aのためを思い助言したが……。
「友人は自分に自信がなく、『自分のことを受け入れてくれるのは今の旦那さんしかいない！』ときっぱり言い、『許すことにした』と話したのが最後の電話となり、連絡がなくなり、最後にはなぜかSNSのフォローもいつのまにか外されていました。友人のために味方になりたくて、旦那さんを怒るような発言をしてしまった私がいけなかったのか、なんだったのか今ではわかりません」
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Aにとっては、浮気を許してでも一緒に歩みたいと思える夫だったのかもしれない。女性からのアドバイスが煩わしかったのだろうか。
「『去るもの追わず』とはよく言いますが、私自身、去っても幸せであってほしいと思う性格でしたが、この出来事があってから、『自分の人生一度きりだし、ヒトのことでクヨクヨと悩んだり、いつまでも考えてしまったりすることはやめよう』と決めました」
Aのことを考えて伝えた発言で、Aから距離をとられてしまった女性。「それ以来、自分自身のモチベーションが落ち込みそうな人間関係がありそうだと判断した場合は、きっぱりフェードアウトするようになりました」と、人付き合いの仕方も変わったという。
「ある意味その友人には感謝しています」
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