2件のレイプで懲役30年の「ザット'70sショー」俳優、妻がついに離婚申請 旧知の俳優夫婦が擁護→炎上→謝罪の余波も

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2023年09月20日 20:13  ねとらぼ

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良き夫、父であったというダニー(画像はダニー・マスターソンのInstagramから)

 米俳優で歌手のビジュー・フィリップスが離婚届を提出したと現地時間9月18日に報じられました。夫で「ザット'70sショー」のスティーブン・ハイド役で知られる米俳優ダニー・マスターソンは7日、2件の性的暴行事件で懲役30年から終身刑を言い渡されており、その後のビジューの動向が注目されていました。



【画像】夫婦で炎上したアシュトン・カッチャー



 このニュースを最初に報じた米TNZ紙は、ビジューが米カリフォルニア州の裁判所に提出した書類を入手しており、離婚の申請理由は「和解しがたい不和」であると伝えました。ビジューは9歳の娘に対する法的・身体的な親権、さらにダニーに対しては配偶者扶養・弁護士費用を求めており、自身の法的な名前を旧姓に戻すことを望んでいるそうです。



 ビジューの弁護士は同紙に向け「フィリップスさんはこの不幸な時期に離婚の申請を決断しました。彼女が最優先に考えるのは娘のことです」「この期間は、結婚生活と家族にとっては想像を絶するほどつらいものでした。マスターソンさんは、フィリップスさんが人生で最もつらいときにいつも側にいました。また、フィリップスさんはマスターソンさんが娘にとってすばらしい父親であることを認めています」とコメントしています。



 ダニーは2020年に、2001年から2003年の間に3人の女性をそれぞれレイプしたとして逮捕され起訴。3件とも無罪を主張していましたが、そのうち2件が有罪判決を受け、懲役30年から終身刑の判決が下されました。



 ダニーが過去に複数の女性を性的暴行し警察が捜査を始めているという報道は2017年ごろから始まり、当時出演していたNetflixのドラマシリーズ「The Ranch ザ・ランチ」を降板させられることに。同シリーズでダニーは「ザット'70sショー」でも共演していた米俳優アシュトン・カッチャーと再共演しており、有罪判決が下される前、アシュトンと妻のミラ・クルスはダニーを擁護する手紙を裁判長宛てに送ったとマスコミに暴露されてしまいます。



 手紙でアシュトンは、「ダニーは僕に良い影響しか与えていません」などとダニーの人格を褒めたたえ、娘が父親抜きで育つことへの不利益を訴えました。またミラの方も、ダニーの人生に関わることができたのは「特権」であったとし、彼が父親として夫として「並外れている」とその人格について描写しています。



 この手紙がマスコミに暴露されるとアシュトンとミラには批判が殺到し、夫妻は9月10日にInstagramへ投稿した動画で「私たちは被害者をサポートします」と謝罪しました。



 翌11日、2021年に夫からのDV被害を訴え離婚を申請した米俳優クリスティーナ・リッチはInstagramのストーリーズへテキスト画像を投稿。「すばらしい人だと思われている男性でも、捕食者・虐待者になることがある。受け入れがたいことだけど、そうしなければならない。被害者をサポートするなら、それが女性であれ、子どもであれ、男性であれ、少年であれ、このスタンスを持ち続けることが大切です」と意見。「不幸にも、私には優しかった“すてきな男性”が裏では虐待者だった例をたくさん知っています。私も個人的に経験があります。被害者を信じて。被害を訴えること、有罪判決を勝ち取ることは、簡単なことではないのです」と訴えました。



 さらに14日、アシュトンは自身が共同設立した児童への性虐待防止を目的としたチャリティー団体の理事を降りると発表しています。


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