
前回からの続き。数年前の話です。私アヤは夫のタロウと、娘のユイ、息子のハルトの4人家族です。子どもたちの希望でA県の大型遊園地に遊びにきました。遊園地の近くには弟シュンが奥さんのマユちゃんや息子ケントくんと住んでいるので、一緒に遊園地で遊んだあと1泊させてもらう予定でした。しかしマユちゃんが部屋をまったく片付けていないどころか、私たちの布団すらも用意していなくて……。
もしかしたら、マユちゃんは私たちが泊まることをあまりよく思っていなかったかもしれない。思い切って聞いてみたところ、マユちゃんとシュンのあいだで「ある約束」を交わしていたと知るのです。

マユちゃんの話を聞き、私たちが泊まらせてほしいとシュンに相談したときから、マユちゃんはあまり乗り気でなかったとわかりました。
私が引っかかったのは、妻でありながら、シュンの性格を分かりきっていないマユちゃんの発言。シュンは頼りないところもあるけれど、思いやりのある優しい弟。そういったところをフォローしようとしないマユちゃんに腹が立ちます。
|
|

「帰ろう」、いままでマユちゃんと私の話を黙って聞いていた夫が口を開きます。
お泊まりを心待ちにしていた娘のユイ、息子のハルトからは大ブーイング。そんなふたりをなだめながら、ため息混じりで車に乗り込みました。私たちを受け入れる余裕がないのであれば、最初から「無理」と言ってほしかったです。受け入れたのであれば、それなりの対応をするのが大人の行動じゃないでしょうか。シュンに責任をなすりつけて、楽しいはずの計画を台無しにしたマユちゃん。きちんとした謝罪がないのであれば、今後もお付き合いを続けるのは難しいと思っています。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子