亀梨和也“サイコパス弁護士”が流血…『怪物の木こり』場面写真公開 世界最大のファンタスティック映画祭に出品へ

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2023年09月21日 18:00  ORICON NEWS

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映画『怪物の木こり』に主演する亀梨和也(KAT-TUN) (C)2023「怪物の木こり」製作委員会
 KAT-TUNの亀梨和也主演の映画『怪物の木こり』(12月1日公開)の場面写真が公開された。さらに世界最大のファンタスティック映画祭『第56回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭』への出品&渡航も決定。亀梨と三池崇史監督からコメントも到着した。

【動画】『怪物の木こり』緊迫の60秒予告

 同作は、2019年第17回「このミステリーがすごい!大賞」を受賞した同名小説(倉井眉介著・宝島社文庫)の実写映画化。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生し、弁護士・二宮彰(亀梨)が次のターゲットとして狙われる。しかし、二宮は犯人をも凌駕(りょうが)する狂気のサイコパス。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮など、追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく先読み不可能なストーリーとなる。

 “バイオレンスの巨匠”との呼び声も高い三池監督のエッセンスがふんだんに加わり、かつてない”最狂の化学反応”を遂げた今作について、亀梨、菜々緒らキャスト一同も期待や興奮を持って台本と向き合ったそう。

 三池監督作品初参加で主演を務めた亀梨は「非常に難しいなと思いましたが、すごく良い意味でやりがいがありました。非常に特殊で、序盤から中盤に向けてのストーリーの構築や、“サイコパス”という変わった設定の部分が大きい一方、本質的な人間の心の動きも丁寧に描かれていたので、そこは大切に演じきりたいなと思いました」と回想する。

 事件の真相を追う刑事でありながら自身もどこか怪しげで独特のオーラをまとう戸城嵐子を演じた菜々緒は「怒涛(どとう)の展開の連続で、あっという間に読み終わってしまいました。嵐子自身がサイコパスな一面を見せるような描かれ方がされている部分もあり、そういったところをどのように演じていくかを考えながら、台本を読ませていただきました」と振り返っている。

 その本性を知らずに二宮に優しく寄り添う婚約者、映美を演じた吉岡は「主人公があまり見たことのないタイプのキャラクターですごく面白いなと思いましたし、同時に常に切なさが同居しているように感じました。“怪物”と一言で言ってしまうと恐ろしくて怖いものというイメージがありますが、怪物の悲しさみたいなものがこの台本の魅力だなと感じました」と役柄同様に二宮のキャラクターに寄り添うようなコメント。

 二宮の協力者のサイコパス外科医・杉谷役の染谷将太も「ドキドキしました。ミステリー要素が強く、どうなっていくのか?犯人は一体誰なんだ?何が起きているんだ?と、どんどん読み進めていってしまいました」と本作のストーリー展開には衝撃を隠し切れない様子だった。

 今回公開されたのは、血を流しながら深刻な表情を浮かべる”サイコパス弁護士・二宮“や事件の真相を追いかける刑事・戸城、物憂(う)げな表情を浮かべる映美など、個性豊かなキャラクターたちを切り取った場面写真。中には二宮が戸城の眉間にナイフを突きつけるシーンや、遠くにたたずむ不気味な”怪物の木こり”の姿を捉えた一枚も。

 さらに、例年300本近い作品が上映され、世界最大のファンタスティック映画祭といわれ、スペインで開催される『第56回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭』に出品&上映が決定した。亀梨&三池監督もスペインに渡航し、レッドカーペットやプレミア上映に参加する。

 今作は世界中から選りすぐりのスリラー・サスペンス・アクションなどの作品がセレクトされるORBITA(オービタ)部門と、アジアの新作のショーケースであるFocus Asia部門、2部門で出品!そしてORBITA部門ではクロージング作品として上映を予定している。三池監督作品としては観客賞、最優秀美術賞を受賞した『十三人の刺客』(2010年)以来、13年ぶりの受賞の可能性に期待が高まる。

 亀梨は「『怪物の木こり』という作品を通して三池監督と繋がれたこと。そしてこの作品と共に海を渡れること。非常に光栄です。国を超えてたくさんの方々に楽しんでいただけることを願っています。初スペイン、初シッチェス映画祭。自分の細胞レベルでしっかり感じてきたいと思います」と期待に胸をふくらませる。

三池監督は「欧州のファンタ野郎が大集合な歴史ある映画祭。シッチェス万歳!ビーチに美食と亀梨和也。『怪物の木こり』と共に最高の時を過ごせそうだ」と意気込んでいる。
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