夫が離婚を考える3つの理由とは?円満な夫婦関係を維持したいなら“やってはいけない”こと

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2023年09月21日 22:11  All About

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夫が妻との離婚を考える瞬間とは?「そんなことくらいで……」と軽く考えてはいけません。男性側の本音を交えながら、夫婦問題研究家の岡野あつこが円満な夫婦関係を維持するために“やってはいけないこと”を解説します。
結婚や出産をきっかけに関係が悪化していく夫婦は少なくありません。

例えばよくあるのが、子どもができたことにより、夫より子どもに愛情を注ぐ妻のケース。それまで円満だった夫婦関係が子ども中心の生活に変化したことで、妻の夫への関心が薄くなった結果、トラブルが多発するパターンです。

ところが一方で、夫のほうが「もうこれ以上、限界かもしれない」「どうしても無理だわ……」と妻から心が離れ、やがては離婚を考えはじめる夫もいます。

では、どのような妻の言動に対し、夫は妻に愛想を尽かすのでしょうか。夫が妻との離婚を考える理由は3つあります。

夫が離婚を考える理由1. 妻が「女」を忘れる

夫が妻から心が離れる大きな理由のひとつに、「妻が女性らしさを意識しなくなる」ということがあります。以下、筆者のもとに寄せられた相談内容(カラットクラブ調べ)を交えながら解説していきます。

「互いに独身で付き合っていた頃は見た目もしぐさも可愛く振る舞っていたのに、結婚してから年を重ねるごとに、見た目にも気をつかわなくなり言葉づかいも確実に乱暴になっている」(42歳・男性)

「結婚当初は妻のワガママも新鮮で可愛く思えたが、結婚して10年もたつと頑固で意地っ張りの妻の性格が憎らしく思えてならない」(45歳・男性)

「独身時代、デートするときは必ず上下おそろいの下着だったのに、今はベージュのブラトップしかつけない妻。なんだか悲しい……」(39歳・男性)

妻の立場からすると、「仕事や家事、育児で忙しいのに、そのうえ女性らしさを求められても応えられる余裕なんてあるわけない!」といったところでしょうが、夫はいつまでも妻に女性らしさを失わないでほしいと思っているようです。

男性の自分にはない可愛らしさや優しさこそが女性の魅力だと思い込んでいる夫に多いケースです。

夫が離婚を考える理由2. 妻が夫に批判的

結婚後の夫婦生活のなかで、夫のことを減点法で採点する妻は意外と多いものです。男性側の本音は、例えば次のようなものです。

「『洗濯物の畳み方が汚い』『食器を洗うときに水を使いすぎる』といった妻からの家事へのダメ出しが日々多すぎるし細かすぎてストレスがたまる」(34歳・男性)

「妻の話がくだらなさすぎて聞き流していたところ、『そんなふうに人の話を聞かないから仕事ができなくて、お給料が少ないんじゃないの?』と言われ、マジ切れしそうになった」(38歳・男性)

「お金のつかい方に厳しすぎる妻。『自分で稼いだお金なんだから、少しは自由につかわせてほしい』と主張したら、2時間も妻からの説教をくらった。激高した妻からの心ない言葉の数々に、深く傷ついた」(43歳・男性)

結婚したときが夫への愛情のピークだとすると、そこからは「ここがダメ」「あそこがイヤ」と批判的な目で夫のことを見るようになるようです。そんな批判ばかりする妻と一緒に暮らしていて、居心地のよさややすらぎを感じる夫はいないはず。

あまりにも妻から否定されすぎた結果、浮気に走る夫もいるので要注意です。

夫が離婚を考える理由3. 妻がセックスを拒否する

セックスレスも夫婦関係が破綻する理由になりえるものです。

「子どもが生まれてからセックスレスになった。自分が求めても、『子どもが起きるから』と妻に拒まれたまま、もう4年もたってしまった」(39歳・男性)

「結婚するまでは会えば必ずといっていいほどしていたのに、結婚して一緒に暮らすようになってからは互いに求めなくなった。家族になるってこういうことなんだな、と思った」(33歳・男性)

「自分はしたいのに、『疲れているから』と断られることが4〜5回続き、妻とのセックスは諦めた。だからというわけではないけれど、今は浮気相手がいるので満足している」(44歳・男性)

ただ、セックスレスの状態とはいえ、夫婦が互いにセックスを必要としていなければそれはそれで円満な関係でしょう。

問題なのは、どちらか一方がしたいのに、相手がそれを拒むケースです。セックスというコミュニケーションが一方通行だと、拒まれたほうは不満が募り、やがて深い溝ができてしまうことにもなりかねません。

まとめ

いずれの場合も「そんなことくらいで……」と軽んじるのは危険なこと。離婚にいたる夫婦たちも、はじめから大きなトラブルを抱えているというよりは、小さなことが積み重なって取り返しのつかない事態になってしまう場合がほとんどだからです。

思い当たるフシのある人は、ぜひ今すぐ夫婦関係を改善する方向で対策を立てることをおすすめします。

岡野 あつこプロフィール

夫婦問題研究家、パートナーシップアドバイザー、NPO日本家族問題相談連盟理事長。立命館大学産業社会学部卒業、立教大学大学院 21世紀社会デザイン研究科修了。自らの離婚経験を生かし、離婚カウンセリングという前人未踏の分野を確立。32年間で相談件数3万8000件以上、2200人以上の離婚カウンセラーを創出。著書多数。近著に『夫婦がベストパートナーに変わる77の魔法』。
(文:岡野 あつこ(離婚ガイド))

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  • おはようございます。どれもされたら辛いです。ただ相手を指摘するからには、自分は批判されない人間でいなきゃならないな。人の振り見て我が振り直せ、です。
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