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Metaは9月21日(現地時間)、SNS「Facebook」で、1人が複数のプロフィールを使い分けられるようにしたと発表した。仕事つながり用と友人用、親戚用などを最大4つを使い分け、ログアウト不要で切り替えられる。
これまで「1人1アカウント」「実名性(日常で使っている氏名を利用すること)」を堅持してきたFacebookの大きな方針転換だ。グローバルに実装を進め、今後数カ月にわたって展開していく。
新たな名前を設定し、つながる相手を選ぶことで、新規プロフィールを作成でき、そのプロフィールに合ったフィードが流れる。メッセンジャーも今後、追加プロフィールに対応する予定だ。
プライバシーの設定などは元のプロフィールから引き継がれず、デフォルトに戻るだめ、個別に設定が必要だ。当初は、マーケットプレイス、プロフェッショナルモード、支払いなど一部の機能は追加プロフィールでは利用できないなど一部機能が制限されている。
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Facebookは実名性と1人1アカウントを原則に運営してきた。Metaは「メインプロフィールには日常生活で使う名前を使う必要があるという規定は変わらない」と強調。追加プロフィールをメインに切り替えることはできない。
さらに「なりすましや身元偽りの防止に引き続き取り組んでいる」とも述べ、追加のプロフィールで他人になりすますことはできないとしている。ポリシー違反を繰り返したユーザーは追加のプロフィールを作成できなくなる。
Facebookでは、投稿の公開範囲を特定のグループに限定することは従来から可能だった。2022年に複数プロフィールを試したところ、友人やグループ、興味などを通じて整理でき、より自由に交流できるという声が寄せられたため、実装したという。
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