大型家電の突然の故障で、予想外の出費…慌てないために準備しておきたい「お金」

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2023年09月22日 19:31  All About

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「冷蔵庫やエアコンが故障した」となれば、早々に買替えが必要になります。予想外の出費にがっかりした経験のある方は多いかもしれません。急な家電の故障に慌てないよう、主な家電の買替え時期とその備えについて説明します。
「冷蔵庫やエアコンが故障した」となれば、早々に買替えが必要になります。予想外の出費にがっかりした経験のある方は多いかもしれません。

家電はものにもよりますが、高価なものが多いため、故障が突発的に発生すれば痛い出費といえます。今回は、急な家電の故障に慌てないよう、主な家電の買替え時期とその備えについて説明します。

主な家電の買替え状況

一般的に家電の使用年数は、使い方にもよりますが「10年ぐらいが目安」と言われています。まずは、生活に欠かせない家電の平均的な使用年数を、内閣府による「消費動向調査(令和5年3月実施調査結果)」で確認してみましょう。

【主要耐久消費家電の平均使用年数】

・ルームエアコン:13.6年
・電気冷蔵庫:13.0年
・カラーテレビ:10.7年
・電気洗濯機:10.1年
・光ディスクプレーヤー・レコーダー:9.3年
・ビデオカメラ:8.9年
・パソコン:7.7年
・デジタルカメラ:7.4年
・電気掃除機:7.1年
・携帯電話:4.4年

これらの中で、生活に欠かせないエアコン、冷蔵庫、洗濯機の平均的な使用年数は10年ぐらいが目安のようです。
主要耐久消費家電の平均使用年数(出典:内閣府「消費動向調査(令和5年3月実施調査結果)」)

買替えに至る理由は「故障」が5〜7割、「上位品目への移行」が1〜2割を占めています。冷蔵庫やエアコンは省エネ性が進化している点でも、10年ぐらいを目途に買替えを検討する方もいるようです。

大型家電は「家電買替え予備費」で管理

エアコン、冷蔵庫、洗濯機などの大型家電は10〜13年ぐらいは使用できます。

新調したら「しばらくは買替えなくてもよい!」と思いますが、また10年ぐらいのサイクルで買替えが発生します。とくにエアコンは、ご家庭によって複数台設置していることもあり、場合によっては、同時期に買替えとなる可能性もあるかもしれません。

次回の買替え時期に、突然の出費にあせらないよう、家計の支出に「家電買替え予備費」を設定しましょう。

たとえば、月々4000〜5000円ほど積み立てるとすれば「4000円×120カ月=48万円」、「5000円×120カ月=60万円」となり10年で約50万〜60万円が無理なく準備できます。「毎月は難しい」というのであれば、年1回ボーナスから5万〜6万円ずつ積み立てるのでもよいでしょう。

大型家電はたまにしか発生しない支出ですが、安いものではないですし、約10年サイクルで買替えするのはわかっていることです。あわてないためにも予算立てして、準備しておきましょう。

冷蔵庫・洗濯機は家族の人数にあったものを!

大型家電の買替えが発生する10年間で、もしかしたら「子どもが自立して家を出た」「1人暮らしになった」など、状況が変わることがあるかもしれません。その際は、「冷蔵庫は庫内容量を見直す」「洗濯機は洗濯容量を見直す」ことも大事です。

家電は、大き目が好みという人がいますが、冷蔵庫が大きすぎると詰め込み過ぎてフードロスの原因になるかもしれません。また、洗濯機が大きすぎると、ドラムのサイズが大きくなり、必要とする水量が多くなるかもしれません。好みを優先するよりも、家族の人数にあったものを選ぶようにしましょう。

文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)

3匹の保護猫と暮らすファイナンシャルプランナー。会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方、心豊かに暮らすための情報を発信しています。
(文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー))

このニュースに関するつぶやき

  • 冷蔵庫と洗濯機は東日本大震災の1か月前・1か月後に買ったものなんで、移住の時に処分して新しいの買おうかとも思ってたけど、結局移住先に持ってきてまだ使い続けてるw
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