安藤サクラ、こん身の関西弁「こーらー！」　リアルな“西成にいらっしゃる方”に学ぶ

　俳優の安藤サクラ、Hey! Say! JUMPの山田涼介が22日、大阪・天王寺公園「てんしば」で行われた映画『BAD LANDS バッド・ランズ』（29日公開）公開直前イベントに登場した。大阪が舞台の作品とあって、同所でレッドカーペットセレモニーが開催された。

【写真】雨に濡れても…キラキラ輝く山田涼介

　同作は、第151回直木賞を受賞した『破門』や、『後妻業』などで人間を突き動かす欲望を描いてきた黒川博行氏の『勁草』を、原田眞人監督が実写映画化。

　社会の底辺の“持たざる者”として、特殊詐欺を生業（なりわい）に生きる姉弟、ネリ（安藤）とジョー（山田）がある夜、億を超えるほどの大金を思いがけず手にしてしまう。それまで金を引き出すだけだったふたりに巨悪が迫り、大阪府警の特別捜査班も動き始める。

　天王寺や西成エリアでもロケが行われ、安藤は「すごく刺激的でした。いつも“西成にいらっしゃる方”もご出演いただいた」とリアルな撮影を敢行。原田監督は「あの迫力はエキストラじゃ出せない」と敬意を表した。

　安藤は朝ドラ『まんぷく』で大阪人の役を経験しているが、イントネーションが違う“船場言葉”だった。今回、西成を経験するともに、あらためて関西弁の習得にも励み、ステージ上からこん身の「こーらー！」を巻き舌で発すると、喝さいを浴びていた。