その「枕選び」間違ってない? 睡眠の質、肩こり、美容まで影響…プロが教える「寝心地」より大事なこと

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2023年09月23日 11:00  ORICON NEWS

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自分に合った枕で寝られてる?
 昨今、質の良い睡眠の重要性について、注目が集まっています。睡眠の質を向上させるサプリや寝具にも、興味を持つ人が増えました。なかでも「枕」は、眠るときの頭部を支える重要アイテム。枕が合っていないと、肩こりや姿勢の悪化を招くことはもちろん、肌の老化など美容にも影響してきます。健康や美容に大切な枕の選び方や注意点について、20年以上にわたって整体師として活動してきた塚本幸規氏(オルソグループ/株式会社キュアレ)に聞きました。

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■美容、健康、頭皮…さまざまに影響する枕

 長年、整体師として活動してきた塚本幸規氏によると、合わない枕を使用することで美容面で如実に影響を受けやすいのは、「“首”の横ジワ」とのこと。

 「高さがあっても低過ぎても、角度が悪いと横一文字に線が入ってしまうため、気になっている方が多いです。また、枕が合わなくて眠りの質が悪い時はめぐりも悪いため、全体的に顔が浮腫んでしまっています。まぶたが重かったり、クマができていては翌朝のモチベーションも上がりませんし、お化粧ののりも悪くなってしまいます」。

 また、顔に圧力がかかって、皮膚の薄い目元や口元にシワが刻まれる心配も。合わない枕で寝る姿勢に無理が生じると、血流や内臓の働きにも影響して新陳代謝の低下が見込まれます。これも肌にシワやたるみを引き起こす原因になりえます。

 さらに、枕の高さや硬さは健康面や頭皮にも関係するそうです。

 「枕が合わないと、その緊張から首こりや肩こりにつながってしまう方も多くいらっしゃいます。同時に、頭皮もこわばってしまい、血流量を下げてしまうこともあると言えます。頭皮への血流量が減少してしまえば、髪も細くなりボリュームがなくなってきてしまい、最悪のケースとしては脱毛の恐れも…。過度なストレスなどの要因の方が比重は高いと思われますが、寝具の影響も少なからず出てきます。不衛生な寝具を使っていれば肌へのダメージが出てくるのと同じで、頭皮にも問題をきたします」

 では、そうした悪影響を受けないために、理想的な枕の選び方や使い方とはどんなものでしょうか。まずは、ポイントを押さえて紹介します。

●枕の高さ
横向きに寝たときに首と背中のラインが真っ直ぐになる程度に調整しましょう。一般的には10〜15cm程度が目安です
●枕の硬さ
頭を支えるだけでなく、顔を包み込むような柔らかさがおすすめです。羽毛や低反発素材などが良いでしょう。
●枕カバー
肌触りの良い素材を選びましょう。綿やシルクなどがおすすめです。摩擦や乾燥を防ぐためにも、枕カバーはこまめに洗って清潔に保ちましょう。

■枕選びの注意点をプロが解説、寝心地よりも大事なことは?

 上記のポイントに加え、プロの目から見た注意点を聞きました。

 「枕の硬さとして、低反発素材を挙げていますが、これには良し悪しがあります。例えば、横向きに寝た時は肩が下にくるので、仰向けの時よりも頭の位置が高くなります。低反発の枕を使用していると頭の重みで沈み込んでしまうため、床に対して頭を水平に保てなくなってしまうケースもあります。仰向けではいいのですが、横向きでは低く感じられてしまう場合は多いです。個々人で好き嫌いが分かれるため、高反発や低反発などといった素材を細かく指定するよりは、目安程度にしていただくくらいが良いと思います」

 枕を選ぶというと、つい寝心地の良さを重視してしまいがちですが、ポイントはそれだけではないそうです。

 「もっとも重視していただきたい点が、実は寝心地よりも“呼吸を邪魔しない寝姿勢で寝られているかどうか”。実際に比較確認していただくのが良いと思います。起きている時間でもいい姿勢を推奨されていますが、寝ている時もいい姿勢があります。起きている時、寝ている時、どちらの姿勢でもいい状態の時に指標となるのが“呼吸”です。

 睡眠や休息の質を左右すると言われるのは、交感神経と副交感神経のバランスだとよく言われます。交感神経や副交感神経(まとめて自律神経という)は、一般的には自分でコントロールできないと言われていますが、実は呼吸を整えることで、唯一意図的に整えることができます。寝始めの時に呼吸を邪魔しないというのは、この自律神経の乱れを整える要素にもつながってきます」

 寝心地よりも、重視すべきは“呼吸”。先入観に惑わされず、自分の寝ている姿勢での呼吸に注目し、枕選びに役立てましょう。

 「起きている時間帯に疲れて姿勢が悪くなってくると、全身が凝り固まってきます。凝り固まっている体はリラックスできていないため、体のしなやかさがない状態とも言えます。この状態で寝るということは、悪い姿勢で凝り固まっている体に合わせた枕で寝てしまっているとも言えるのです。こうなると睡眠の質を高めることができず、翌朝のスッキリ感が出てきません。イメージや寝心地重視で枕を選ばず、体がリラックスできているかどうかを判断する“呼吸”をチェックして、選んでいただくのがおすすめです」

【監修者プロフィール】
塚本幸規(つかもと ゆきのり)
オルソグループ 株式会社キュアレ取締役/整体師
1980年、岐阜生まれ。美しく健やかに体を整えるためのアイテムを取り揃えたCURE:REのマーケティング、PRを担当。20年以上にわたる整体師としての経験から様々な不調を抱えるクライアントをサポートし、ウィルビーイング向上に努めている。

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  • 色んな枕を買ってきたけど、仕事で使う水吸うスポンジのソフト(380円)二枚重ねが最高にフィットして寝るのが楽しい
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