アニメ「葬送のフリーレン」完成披露イベントに参加した(左から)上田燿司、東地宏樹、岡本信彦、種崎敦美、市ノ瀬加那、小林千晃 (C)ORICON NewS inc. アニメ『葬送のフリーレン』完成披露イベントが23日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、同作で主要キャラクターを演じる声優の種崎敦美、市ノ瀬加那、小林千晃、岡本信彦、東地宏樹、上田燿司が登場した。地上波放送に先駆けて、初回2時間スペシャル本編を映画館で見ることができる異例の大規模舞台あいさつイベントに、約500人のファンが集まった。
【写真】「葬送のフリーレン」主人公のフリーレンを演じる種崎敦美 『葬送のフリーレン』アニメ初回は、29日午後9時より日本テレビ系「金曜ロードショー」で2時間スペシャルとして放送。金曜ロードショーでテレビアニメシリーズの初回を放送するのは史上初の試みで、第2話以降は日本テレビ系の新アニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」で10月6日より毎週金曜午後11時より放送される。
主人公のフリーレンを演じる種崎は、大勢のファンを前に「うれしい気持ちもありますが、緊張もしています。作品にたくさん気持ちがこもっていることを知っているからこそ、緊張するんですけど、とても素敵な作品が出来上がっているので、この環境(映画館)で見られることがうらやましいです」とにっこり。
ヒンメル役の岡本は「『金曜ロードショー』で深夜アニメの第1話を放送するのは、史上初ということで、めちゃめちゃプレッシャーなんですよ(笑)。でも仕上がりを見ると、この作品のすばらしさを目の当たりにすると自信になりますし、いろんな方に見てもらえる機会があるということは非常に素晴らしいことだともいます」と語った。
イベントでは、オープニングテーマ(OP)「勇者」を担当するYOASOBIと、エンディングテーマ(ED)「Anytime Anywhere」を担当するmiletが出演するVTRが流され、それぞれが楽曲と作品への思いを伝える場面も。
最後には種崎が改めて「監督を始め、たくさんの思いやこだわりがたくさん詰まっている素敵な作品が出来上がっております」と思いを込め、さらに初回が『金曜ロードショー』で放送されることについて「初回の後は録画予約し直さないといけません。絶対忘れないでください(笑)。最後までぜひ見ていただきたいです」とアピールした。
同作は、2020年4月より『週刊少年サンデー』にて連載中の同名漫画が原作で、魔王を倒した勇者一行のその後を描く“後日譚ファンタジー”。魔法使いのエルフ・フリーレンが、勇者亡き後の世界で、新しい仲間達と共に新たな冒険を繰り広げるストーリーとなっている。
“魔王討伐後”という斬新な時系列で展開する、胸に刺さるドラマやセリフ、魔法や剣による戦い、思わず笑ってしまうユーモアなど、キャラクターたちが織り成す物語が多くの読者を獲得。「マンガ大賞2021」で大賞を受賞した人気作品で、コミックスは累計850万部を突破している。