「これがレゴだと!?」まさに匠の領域…ガンダムをレゴブロックで作る新人ビルダーにSNS驚愕

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2023年09月24日 07:00  ORICON NEWS

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『1/26ユニコーンガンダム「可能性の獣」』(制作中/進捗85%) 制作・画像提供/セイレイ氏 (C)創通・サンライズ
 子どもから大人まで、世界中の人々をトリコにしているブロック玩具のLEGO(以下/レゴ)。有名建造物や、絵画の再現など“レゴビルダー”がさまざまな造形で人々を驚かせる作品を残しているが、ガンダムの世界観をレゴで表現するビルダーが存在する。セイレイ(@seirei526)さんは、今年4月に初めてレゴでモビルスーツ(MS)を制作。ビルダーの中では“新人”だが、そのクオリティは驚くべき完成度。現在制作中のユニコーンガンダム(以下/UC)をSNSに投稿したところ、途中経過にもかかわらず1.6万ものいいねを獲得した。設計図もなにもないなかで、自立させることにこだわり制作する同氏に、レゴで作るMSの魅力について聞いた。

【全身写真】ガチで「匠の仕事」「全身の緻密さすごい!」完成率85%で驚くべきクオリティ…ユニコーンガンダムの全貌<セイレイさん作品集>→写真左上

■造形するだけでなく自重に耐えられる仕組み「構造体、装甲、内部メカの3部類で構成」

――現在制作中の作品のお話を伺う前に、レゴのお話を伺えればと思います。そもそもレゴでモビルスーツ(MS)を作ろうと思われたのは、どういうきっかけだったのですか?

【セイレイ】初めて作ったのは今年4月で、そのきっかけになったのは、レゴビルダーのYOGOさん(@yg45yg)とプラモデラーの下田重工業さん(@SmdHvyIndstry)の作品に出会ったこと。レゴでMS作品を多く制作されておられるYOGOさんが作ったガンダム・エアリアルを初めて拝見したとき、「自分の家にもレゴでできたガンダムを飾りたい」と強く思いました。それと同時に下田重工業さんの作品1/35 Ex-Sガンダムヘッドディスプレイのような、内部メカと装甲が同時に楽しめる作品は作れないかと考えました。お二方とはX(旧Twitter)で知り合ったのですが、今の私の作風に大きく影響を与えて下さいました。

――お2人の作品に出会ったことで、そこから自分でもやってみようと、制作に至ったわけですね。

【セイレイ】はい。エアリアルのヘッドディスプレイを作ったのが初めてのレゴMSです。ヘッドディスプレイが完成後は、フォロワーさんたちに「このクオリティーで全身も見てみたい」「逃げれば一つ、進めば二つ」と後押しを受け、結果として全身の制作にいたりました。

――素人質問で恐縮ですが、ガンプラのような説明書もないなかで、どのように制作されているのですか?

【セイレイ】制作は頭→胸→腰→足→腕の順で進めています。制作にあたり設計図は作らず、再現する元画像を横目に組み上げます。レゴMSは「構造体」「装甲」「内部メカ」の3部類で構成しています。まずは重さに耐えられる構造を組み、その周りに装甲を取り付け、内部メカで埋めていくという手順です。

――すごいですね。今年4月にエアリアルを制作されてから、これまで何体くらい手掛けられたのですか?

【セイレイ】MSは3体ですね。1/36エアリアル、1/60キャリバーン、SDシュバルゼッテ。今のUCで4体目です。

■ “可能性の獣”UCをモチーフにした理由「さまざまな作品が作れるレゴの可能性と重なる」

――制作途中のUCの状況を伝えたポスト(ツイート)が、1.6万いいねを獲得しました。そもそも本作『1/26ユニコーンガンダム「可能性の獣」』を制作しようと思われたきっかけを教えてください。

【セイレイ】前作「1/36ガンダム・エアリアル」の制作過程をSNSに投稿し、皆さんに完成まで見てもらえたこと、応援コメントをいただけたことがとても楽しかったので、今度はエアリアル以上に時間がかかるものを作りたいと思いました。

――さまざまなMSがいるなかで、なぜUCを選ばれたのでしょうか?

【セイレイ】UCは2つの点においてとてもよい作品になると考えたからです。1つ目は、UCの設定にあるデストロイモードはとてもメカメカしく私の作風と相性が良いと思ったこと。2つ目にUCでおなじみの「可能性の獣」という単語。これはさまざまな作品が作れるレゴの可能性と重なる部分があり、そういった意味合いでもレゴで作るMSはUCが良いのではないかと考えました。

――本作は制作途中ですが、実に細かなところまで見事に表現されています。現在までで、特に苦労した部分、特にこだわった部分をそれぞれお教えください。

【セイレイ】こだわった部分は、展開した装甲から見えるサイコフレームです。装甲は稼働するかのように組み上げ、サイコフレームは独自の解釈でレッド、エンジ、ガンメタ、シルバーの4色を使いメカメカしく表現しています。

――確かに配色も見事でこだわりを感じますね。特に苦労した部分はいかがですか?

【セイレイ】苦労したのはやはり自立させることです。レゴでは接着剤など一切使用しないので、組み方だけでその重さを支える必要があります。もちろんスタンドを設けるという選択肢もありますが、見栄えを考えるとやはりスタンドを必要としない作品にしたいと考えました。そのため実際に重りを使用して耐荷重試験を行い、外れたブロック周辺の組み方を変更、再度試験を繰り返し行う事で現状は安定して自立できています。

■ガンプラのように自由自在に形を作ることができないから、そこに楽しさを感じる

――先の通り、本作は制作途中の作品画像にもかかわらず多くのいいねや賞賛を集めました。ここまでの注目されるのは珍しいかと思いますが、その要因はどのようなところにあると思いますか?

【セイレイ】ひとえに「レゴの可能性」だと思います。レゴは誰もが知っている人気玩具であったことに加え、「レゴでこんなものも作れるのか」「レゴでできているとは思えない」そういった驚きが多くのいいねにつながったのではないかと思います。

――さまざまな意見、感想が寄せられているかと思いますが、中でも印象的だったものは?

【セイレイ】多くのモデラーさんは、スタイルの良し悪しによく着目されるように感じています。「スタイルがいい」「肩の角度が─」「足の開き具合が─」。そんなこだわりが多いモデラーの方々から反響を頂けると純粋にうれしいです。また、「売ってもらえないか」とコメントは印象に残っています。販売の要望はいくつも頂くのですが、私が作った作品に金銭価値があると感じてもらえるようなものはうれしいですね。

――レゴは、ガンプラに比べ“不自由”の多い素材ながらも、それをリアルなMSに見せていくというのは、本当に技術の必要なことだと思います。ご自身は、レゴでMSを制作することの魅力はどのようなところだと感じますか?

【セイレイ】仰る通り、レゴは既存する形(ブロック)から造形するため、自由自在に形を作ることはできません。ただ、そこに楽しさをとても感じます。私の場合ですが、オリジナルのロボを組み上げると、造形も自由なので自己満足や妥協が容易にできてしまい、組み方やブロックの選択、その組み合わせにあまり時間を使わないことが多いです。使うブロックや組み方に偏りが生まれてしまうので、よく使うブロック、よくする組み方だけで制作が終わってしまうこともあります。その反面、「再現ビルド」では、その形状を表現するためにいろいろなブロックでさまざまな組み方を試し造形するので、思い通りの形が作れた時のうれしさや、新しい組み方でぴったり収まった時の気持ちよさは、レゴでMSを制作する魅力と言えるのではないでしょうか。

――本作に限らず、レゴでMSを制作するうえで一番大切にしていること、信条はどのようなことですか?

【セイレイ】ガンプラと見間違えるほどの密度あるビルドをとても大切にしています。私の作品を見て「彼らしい作品だ」と言ってもらえるよう、今後も密度あるビルドを意識した作品の制作に取り組んでいきたいと思います。

――セイレイさんにとって「レゴで作るMS」とは?

【セイレイ】「自由に楽しめる時間を与えてくれるもの」です。作っている時間が楽しい。完成した作品を飾るのが楽しい。次はどのMSを作ろうか考えるのが楽しい。社会の中では「○○しなければならない」ということが多くある現在、「自由」を私に与えてくれる大切なものになっているに違いありません。

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  • 某アニメ映画のシークレットゲスト出演を観たばかりなので、タイムリーなネタだわ�����
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