『目がよくなるまちがいさがし』でスマホ疲れから“脱却” 視点ストレッチ→血流活性化で改善期待

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2023年09月24日 07:00  ORICON NEWS

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眼科専門医・林田康隆氏『目がよくなるまちがいさがし』より(※左の画像にまちがいが5つあります)
 ダラダラ怠けてばかりで身体を動かさずにいると肥満体型になってしまうように、「目(眼球)」も日常的に動かしておかないと視力が弱まってしまう。しかし、1日の中で多くの時間をデスクワークやスマホの使用に費やす現代人。そんな我々の眼球は動くどころか、狭い範囲をずーっと直視し続け、いわゆる怠けた状態になっていると『目がよくなるまちがいさがし』を手掛けた眼科専門医・林田康隆氏は指摘する。本書から効率よく、そして質のいい「目の動かし方」について解説する。

【画像】分かりましたか?『目がよくなるまちがいさがし』の答え(※画像は拡大できます)

■人生100年時代の到来!それなのに目の寿命は60年!?

実は目の寿命は、60年しかないと言われています。
そう聞くと「え?そんなに短いの?」と思われるかもしれません、しかし、戦前までの平均寿命が30〜40歳と言われていた頃の人々は、亡くなるまでに「目の寿命」に達することがありませんでした。そのため、目の寿命は60年でも十分だったのです。
ところが、医療技術の進歩により平均寿命が伸び、100歳まで生きる人も珍しくなくなった現代。
「目の寿命」より「体の寿命」が上回ってしまったことに伴い、目の寿命すれすれのまま、何十年もその目を使って生きなければいけない人が増加したのです。
こんなふうに、ただでさえ計算が合わない状況に拍車をかけるように、現代人の「目の寿命」は「体の寿命」に比べ、ますます短くなっています。
その原因は、環境の変化による「目の使い方」にあります。

本来、狩猟によって生活を成り立たせてきた人間の目は、獲物を探す=遠くを見るための機能に長けています。
ところが現代人の生活はスマホの酷使に加え、過度なパソコン作業など手元=近くを見ることばかりに目を使っています。こうして無理やり本来の機能とは真逆の使い方を繰り返すことで、目の衰えに拍車がかかりました。ますます近視は増え、ますます老眼は早まり、ますます目の寿命が短くなるという負のループが引き起こされているのです。
とはいえ、「スマホを見ないようにする」や「パソコンを使わないようにする」といった行動を取ることは、目を守ることになるとはいえ、現代社会を生きる我々にとって容易ではありません。
それでは、そんな現代人が社会活動を保ちながら、「目の寿命」を長持ちさせるためには、一体どうしたらいいのでしょうか。

そこで提案するのが、「目がよくなるまちがいさがし」です。

みなさんは、目を「よくすること」や「大切にすること」を、休ませたり、なるべく使わないようにすることだと思っていませんか?それもまちがいではありません。
ですが、怠けた生活を送っていると身体は衰え、メタボになるように、目も遠近、上下左右とあらゆる方向に視点を行き交わせ、動かしたほうが機能を長持ちさせることができるのです。

そこで眼科専門医であり、39万部突破『1日1分見るだけで目がよくなる28のすごい写真』の著者である林田氏が、夢中になればなるほど勝手に目がよくなる「すごいまちがいさがし」を考案しました。

■実践!5つのまちがい探し

百聞は一見にしかず。次にご紹介するまちがいさがしを実際に体験いただき、目の周りがじんわりあたたかくなる感覚をぜひ味わってみてください。
そんなふうにあたたかくなるのは、視点があちこちに行き交う「視点ストレッチ」により、眼球の血流が活性化しているからです。こうして眼球の血流を活性化させることで、近視、老眼、ドライアイ、スマホ疲れの改善が期待できます。

いかがでしたでしょうか。少し難しく感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、安心してくだい。まちがい自体がひとつも見つからなくても全く問題ありません。なぜなら、まちがいを探す時の目の動き自体が、目にいい効果をもたらすからです。

「7日間で視力が0.1上がった(40代・女性)」「スマホを見る時の手を前後することが減り、老眼が改善された(60代・女性)」「まちがいさがしを実践することで、細かい字が見やすくなった(60代・男性)」など、多くの方がすでに効果を実感しています。

なお、まちがいさがしで「目を使った後」は、以下のストレッチで目を効率的に休めてあげることも大切です。

目を休めるストレッチ(1)
1.親指を顔から10cmのところに立て、親指に1秒間ピントを合わせる。
2.腕を真っすぐ伸ばして、親指に1秒間ピントを合わせる。
3.親指から視線を外し、2m以上先のものに1秒間ピントを合わせる。
4.1〜3を5回繰り返す。

目を休めるストレッチ(2)
1.目をギュッと閉じて3秒数える。
2.パッと目を見開いて3秒数える。
3.1、2を5回ほど繰り返す。

■著者:林田康隆プロフィール
眼科専門医。医学博士、日本眼科学会認定眼科専門医。医療法人社団康梓Y’sサイエンスクリニック広尾理事長・院長。兵庫医科大学医学部医学科卒業、大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了。大阪大学および米国フロリダ州マイアミ・オキュラーサーフェスセンターにて、眼表面の再生医療を中心とした幹細胞研究に携わる。現在、東京では再生医療を中心に、大阪・名古屋では白内障手術や眼瞼手術、緑内障・硝子体手術などに取り組み、メディアにおいても活躍中。著書・監修書は『1日1分見るだけで目がよくなる28のすごい写真』『眼科専門医が作った貼るだけで目がよくなるすごい写真』(ともにアスコム)、『日めくり写真で、眼トレ』『目がよくなる魔法のぬり絵』『見るだけで目がよくなるガボールパッチ』(ともに扶桑社)など多数。

このニュースに関するつぶやき

  • 普段、目を使ってると思ってたけど、むしろ目が怠けてるのか
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