『王様戦隊キングオージャー』に出演する(左から)渡辺碧斗、村上愛花、池田匡志、酒井大成、平川結月、佳久創 (C)ORICON NewS inc. スーパー戦隊シリーズ最新作『王様戦隊キングオージャー』(毎週日曜 前9:30、テレビ朝日系)の第30話「凍てつく天秤」が、24日に放送された。
【写真】『キングオージャー』にイロキ役でダークなオーラを放つ雛形あきこ 各国に平和が戻り始めたある日、リタ(平川結月)はヒメノ(村上愛花)の元を訪れた。用事を終えて早々に帰ろうとするリタをヒメノはお茶会に誘い、2人はなんだかんだ言いながらつかの間の楽しい時間を過ごすことに。しかし、突然、イシャバーナが吹雪に襲われ、街一帯が凍ってしまった。イシャバーナを侵略した犯人は、なんとゴッカンの前国王兼裁判長のカーラス(吉井怜)。様子がおかしいカーラスは、リタに気付いた途端に倒れてしまった。実はすでに死んでおり、しかも死亡したのは数日前だったという謎を残して…。
一方、その頃バグナラクの地下神殿では、チキューを救うために自ら極悪人を演じたジェラミー(池田匡志)を、ギラ(酒井大成)が心配していた。バグナラクと人類の共存をもう一度誓う2人は、サナギムたちが連れてきた謎の男と出会うことに。その男は、どこかの雪山で行き倒れていたらしい。その男を助けようと、ギラとジェラミーはヒメノの元へ連れていくが、この謎の男こそが17年前の未曽有の大災厄「神の怒り」の犯人であり、宇蟲五道化の1人「静謐のグローディ」ことグローディ・ロイコディウム(天野浩成)だった。
かつて、カーラスの捨て身の秘術「氷の封印」で長い間雪山に監禁されていたが、最近になってカメジムによって封印を解かれたグローディ。宇蟲五道化たちはカーラスを殺して死体を利用し、イシャバーナを襲わせたのだった。不死身の体を持っているらしいグローディは、圧倒的な力で王様たちを制圧し、さらにはセミシュゴッドを操って再びチキューに「神の怒り」を起こそうとし…。
最悪の状況の中で、リタはある覚悟を決めた。幼い頃にカーラスによって右目に宿された氷の秘術を発動させ、カーラスと同じく自分もろともグローディを封印しようとしたのだ。吹雪でセミシュゴッドたちの動きが止まり、リタはグローディと一緒に凍っていくことに…。しかしそれを、ヒメノは全力で止めた。両親だけでなく、友達までグローディに奪われるのが許せなかったのだ。
誰かを犠牲にすることなく敵を倒そうと決めたヒメノとリタに、グローディは容赦なく襲いかかろうとするが、何者かに吹き飛ばされることに。さらにその人物は、ジェラミー以外の王様たちまで倒した。その人物の正体は…。ジェラミーの母親であるバグナラクのネフィラ。2000年前に死んだはずのネフィラは、なぜ現れたのか?敵か、味方か?2000年越しに再会した親子の愛によって王様戦隊の絆が試される。
リタが、愛するもっふんグッズの転売ヤーを「必ず駆逐する」というコメディパートもありながら、リタとヒメノの心温まる絆も見えた。また、引き続き、ジェラミーにとってつらい展開が待ち受けそうな次週予告も。ファンは「もう何も背負わせないでよ」「またジェラミーをいじめるのか」「残酷な運命背負いすぎ」と大きな反響があった。