『RIZIN.44』第9試合の模様(C)RIZIN ■『RIZIN.44』(24日/さいたまスーパーアリーナ)
第9試合
○牛久絢太郎 ― X萩原京平
3ラウンド判定 3−0
【動画】萩原京平VS牛久絢太郎、試合直前でバチバチ!?“牛久の引き込み”対策を明かす フェザー級の今後を占う試合として注目を集めた人気ファイター同士による一戦は、元王者の牛久絢太郎が萩原京平を下し、フェザー級ベルトを再び腰に巻くためのロードを一歩進めた。一方で、試合後のマイクでは階級変更を示唆した。
萩原は得意の打撃を武器にRIZINでインパクトを残してきたが、昨年は3月に弥益ドミネーター聡志、5月にクレベル・コイケ、そして9月に鈴木千裕とまさかの3連続一本負けのスランプに陥った。しかし練習メニューを見直して生活の改善などにも取り組み、今年4月には強豪のカイル・アグォンに勝利して復活を果たした。
対する牛久はDEEPで活躍後、2021年10月の『RIZIN.31』で初参戦にして斎藤裕の持っていたフェザー級ベルトに挑戦すると、いきなり勝利してベルトを奪取した。第2代王者となったが22年10月の『RIZIN.39』でクレベル・コイケに敗れて王座から陥落。今年4月の『RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』では朝倉未来に敗れた。春からは堀口恭司が所属するアメリカの大手ジム「ATT」に移籍した。
勝てば王座挑戦へ近づき、負ければフェザー級での立ち位置が大きく後退する一戦。序盤は打撃が得意な萩原に対して牛久も打撃を見せながらタックルを仕掛けるも、成長した萩原が牛久を離して立ち上がる。
打撃で突破しようとする萩原だが、牛久は巧みに局面をコントロールし、マウントポジションから攻め立てる場面や、スタンドでのバックから首を狙うなど、終始圧倒し続け、元王者としての強さを見せた。
試合後のマイクでは「環境を変えての一発目の試合で緊張もあったけど、勝ててホッとしてます」と心境を語ると、唐突に「皆さん、次どんなカードが見たいですか?僕が階級を変えると言ったら盛り上がりますかね?」とコメントし、「まだわからないですけど、皆さんのコメント待っています」と階級変更を示唆した。
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