ワトキンスのゴールでアストン・ヴィラがチェルシーを下す [写真]=Getty Images プレミアリーグ第6節が24日に行われ、チェルシーとアストン・ヴィラが対戦した。
今季なかなか波に乗り切れていないチェルシーは、ここまで行われたプレミアリーグで1勝2分2敗と厳しい序盤戦を過ごしている。今節本拠地『スタンフォード・ブリッジ』に迎えるのは、ここまで3勝2敗と勝ち星が先行しているアストン・ヴィラだ。チェルシーのスターティングメンバーにはチアゴ・シウヴァ、エンソ・フェルナンデス、ラヒーム・スターリングらが並んだ。一方、アストン・ビラはエミリアーノ・マルティネス、パウ・トーレス、ニコロ・ザニオーロらが先発として送り出されている。
この試合最初のビッグチャンスを作ったのはアストン・ヴィラ。20分、ドウグラス・ルイスが右足で蹴り込んだ左からのコーナーキックはニアサイドで跳ね返されたものの、セカンドボールにリュカ・ディニュが反応する。左足ダイレクトで狙ったボレーシュートは枠を捉えたが、ここはGKロベルト・サンチェスがビッグセーブを見せた。
対するチェルシーは24分、敵陣左サイド開いた位置でパスを受けたミハイロ・ムドリクがスルーパスを通すと、反応したニコラス・ジャクソンがペナルティエリアに侵入。GKと1対1のチャンスを迎えたが、ここはGKマルティネスに阻まれた。
39分にはアストン・ヴィラが再びセットプレーからチャンスを作る。ジョン・マッギンの蹴った右コーナーキックからファーサイドでブバカル・カマラ頭で折り返すと、フリーになっていたザニオーロがボレーシュート。左足で強烈な一撃を放ったが、再びGKサンチェスが好セーブを見せた。前半はこのままスコアレスで終了している。
後半に入ると立ち上がりの47分、チェルシーはシンプルなロングフィードで右サイドを抜け出したスターリングが自らフィニッシュまで持ち込むも、ここはGKマルティネスがゴールを許さない。このチャンスからおよそ8分後、チェルシーにアクシデントが発生。サイドを駆け上がってきたディニュに対して足裏を見せたタックルをしたマロ・ギュストにレッドカードが提示され、チェルシーは残り30分強を数的不利で戦うこととなった。
10人となったチェルシーに対して、アストン・ヴィラはフィニッシュまで持ち込むシーンを増やしていく。すると73分、自陣でクリアボールを拾ったムサ・ディアビが持ち運んで右へ渡すと、待っていたオリー・ワトキンスがペナルティエリア右に侵入。1度目のシュートはレヴィ・コルウィルにブロックされたものの、こぼれ球を自ら右足で沈めた。GKサンチェスの股下を射抜く一撃で、アストン・ヴィラが先手を取っている。
チェルシーは終盤にかけてベン・チルウェルやコール・パルマーがチャンスを迎えたものの決めきれず、試合はこのままタイムアップ。3試合連続無得点となったチェルシーが早くも今季3敗目を喫した。一方、勝利したアストン・ヴィラはこれでプレミアリーグ2連勝を飾っている。
この後、両クラブはミッドウィークにカラバオ・カップ3回戦を挟んで次節のプレミアリーグに臨む。チェルシーは10月2日に敵地でフルアムと、アストン・ヴィラは30日にホームで三笘薫所属のブライトンと、それぞれ対戦する。
【スコア】
チェルシー 0−1 アストン・ヴィラ
【得点者】
0−1 73分 オリー・ワトキンス(アストン・ヴィラ)