12年ぶりにドラマ主題歌を担当する矢井田瞳 シンガー・ソングライターの矢井田瞳が、テレビ朝日系で10月19日スタートの菅野美穂主演ドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』(毎週木曜 後9:00)の主題歌「アイノロイ」を書き下ろしたことが明らかになった。矢井田がドラマ主題歌を手がけるのは、2011年のNHKドラマ『ビターシュガー』主題歌「間違いだらけのダイアリー」以来、約12年ぶりとなる。
【写真】『ゆりあ先生の赤い糸』で“おっさん主婦”を演じる菅野美穂 24年ぶりにテレビ朝日の連続ドラマ主演を務める菅野は、現代の新しすぎる主婦ヒロインを演じる。地味でタフで明るい、踏ん張る“おっさん主婦”が、夫の介護、愛人との同居、嫁姑問題を痛快に乗り越えていく。
主題歌を担当する矢井田は、今年の『第27回手塚治虫文化賞』で「マンガ大賞」に輝いた入江喜和氏の原作を読んだうえで制作。「今を生きる人間たちの“ひとつ屋根の下”のヒューマンドラマ」の世界観に寄り添う「アイノロイ」を書き下ろした。
今作のプロデュースには、矢井田がかねてよりプロデュース作品を愛聴してきたYaffleを迎えた。キャリア24年目にして新境地を切り開く矢井田は「いつかご一緒したかったYaffleさんのサウンドに乗せてお届けできることをとてもうれしく思います。私の中にあった新しい扉をいくつも開いてくださいました。日々をたくましく生き抜く全ての方々を心に描きながら紡いだ曲です。あなたの心へ、届きますように」とのコメントを寄せた。
主演の菅野は主題歌について「矢井田さんの歌声と、素晴らしい楽曲に胸が震えました。どこまでもドラマに寄り添ってくださる歌詞に、ゆりあさんの思いが完璧に表現されていて、演じさせていただく私としましては、これ以上ないエールをいただいたような気持ちです」と、ドラマとの親和性に感激。かつて、トーク番組で共演したことを懐かしみつつ「年齢も近いですし、今回このような形でご一緒させていただけたご縁に感謝です」と喜んだ。
■矢井田瞳(主題歌)コメント
様々な経験をしてきたからこそのしなやかな強さ。
思い通りになんていかない人生。自分のサイズを悟ってからの長い道のり。
愛と呪いが混在した日々を前向きに生き抜く新しいヒロイン像を私なりに描きました。
いつかご一緒したかったYaffleさんのサウンドに乗せてお届けできることをとても嬉しく思います。
私の中にあった新しい扉をいくつも開いてくださいました。
日々をたくましく生き抜く全ての方々を心に描きながら紡いだ曲です。
あなたの心へ、届きますように。
■菅野美穂(主人公・伊沢ゆりあ役)コメント
矢井田さんの歌声と、素晴らしい楽曲に胸が震えました。どこまでもドラマに寄り添ってくださる歌詞に、ゆりあさんの思いが完璧に表現されていて、演じさせて頂く私としましては、これ以上ないエールをいただいたような気持ちです。
これまで歩んできた人生があるからこその、重力を感じる前向きさ、軽やかさといいますか、本当に共感できる曲をいただきました。
矢井田さんとは、以前にトーク番組でご一緒させていただいたことがあるのですが、とても気持ちの良い方で、おしゃべりが楽しかったです。年齢も近いですし、今回このような形でご一緒させていただけたご縁に感謝です。
■峰島あゆみ氏(ドラマプロデューサー)コメント
矢井田さんに主題歌をお願いしたのは、矢井田さんの、ポジティブな強さと包み込まれるような温かさが共存する歌声がこのドラマの主人公・ゆりあにパワーを与えてくれると思ったからです。
菅野美穂さん演じる主婦・ゆりあは、ある日突然、夫が倒れ、しかもその夫に若い彼氏がいることが判明、さらには隠し子、彼女までも現れて…!?と、穏やかな生活が急変します。
人生が闇に包まれてしまいそうなその淵で、それでもゆりあは自分に恥じないかっこいい生き方をする!と前を向いて家族の問題を乗り越えてゆきます。
そんなゆりあに寄り添いながらも、背中を押してくれるような曲をお願いしました。
ドラマでは、ゆりあに新しい恋も芽生えてゆきます。恋するときの甘くて切ない気持ちもぜひ歌に込めていただきたい、とリクエストをしました。
見てくださる方の人生の応援歌となるような作品にできたら、と思い制作をしていますが、そのイメージにピッタリ!艶があって大人っぽいアレンジもあり新鮮さも感じました。
そこにしなやかな矢井田さんの歌声が重なって…、奥行きのある素敵な曲を作ってくださいました。
私も毎朝、撮影に向かう道すがら聴いていて、力をもらっています。
ドラマの最後にこの「アイノロイ」がかかり、見ている方に、素晴らしきかな人生!と感じていただけたらうれしいです。