ナイキがリセールサービスをオンラインでも展開、返品シューズやB品を割引価格で販売

　「ナイキ（NIKE）」が、アメリカの一部店舗限定で取り扱っている「Nike Refurbished」プログラム製品をオンラインストアでも販売開始した。現在はアメリカ国内のみ配送を受け付けている。

　同プログラムは、ナイキのサステナブルな取り組み「Move to Zero」の一環として2021年4月にスタート。顧客が購入から60日以内に返品・交換した製品や、小さな傷や汚れのあるB品などのシューズをスタッフが手作業で検品、洗浄、消毒を行い、割引価格で販売している。製品は、使用感や傷が全くない「Like New（新品同様）」、使用感はないがわずかな汚れなどがある「Slightly Imperfect（わずかな欠陥あり）」、軽度の使用感や小さな傷などはあるが比較的状態が良好な「Gently Worn（軽度の使用感あり）」の3つのグレードに分けて展開。購入した靴箱のQRコードではナイキの気候変動への取り組みに関する情報を発信している。
　ナイキでは、一日に数千足もの返品されたシューズが届くという。プログラムの立ち上がり当初は米国内の3店舗のみに導入していたが、1年後には25店舗に拡大。ナイキは全店舗での展開を目指している。

■Nike Refurbished ：公式オンラインストア（英語のみ、アメリカ国内配送のみ）