片岡愛之助 (C)ORICON NewS inc. 日本テレビ開局70年を記念した舞台『西遊記』の制作発表会見が27日、都内で行われた。主演・孫悟空を務める片岡愛之助らキャスト16人と脚本・マキノゾミ氏、演出・堤幸彦監督が一堂に会した。
【動画】ノーカット製作会見の模様 愛之助は「夢にも思っていませんでしたし、大スター大集合でびっくりしている次第です」と喜び、「僕自身も楽しみにしております。役者の魂をたくさん見ていただきたいと思います」と言葉に力を込めた。そして、三蔵法師を演じる小池徹平は、「どうなるかわからないこともたくさんありますし、ワクワクが増してまいりました」とにっこり。「どんなものが飛び出すか、楽しみにしていただければ」と呼びかけた。
演出を担当する堤監督は、見どころについて「飽きることなく楽しめる仕掛けを用意したいと思います」と予告。さまざまな仕掛けを例示した上で、「何よりみなさんの役者としての魅力を爆発する。『人っていいよね』って思わせる仕掛けを用意して臨みたいと思っていますので、見どころだらけということでご了承ください」と伝えた。
会見には、澤桂一氏(日本テレビ取締役)も登壇し、「長年にわたって愛され親しまれているコンテンツだと思います。今回の特徴は、このすばらしいキャストの皆さまに集合していただいたこと。愛之助さんはもちろん、主役をやっている方々ばかりに勢ぞろいしていただいて、私も緊張するばかりでございます」とあいさつ。LEDの映像技術、フライング、特殊効果をフル活用することに触れ、「どうぞ皆さま、ご期待ください」と自信をにじませた。
『西遊記』は、16世紀の明の時代に書かれた中国の小説が基になっている。悟空たちは変幻自在に妖術を使い、行く先々で次々と襲い掛かる化け物を退治し、苦難を乗り越えながら、長い旅路を歩んでいく。1978年には「日本テレビ開局25年記念番組」として制作され、社会現象になった。それから45年の時を経て、令和版の「日本テレビ開局70年記念舞台」として企画し、大型アクションスペクタクルを創作する。
大阪公演は11月3日から5日までオリックス劇場、福岡公演は11月10日から23日まで博多座、名古屋公演は12月27日から24年1月2日まで御園座、東京公演は1月6日から28日まで明治座で上演される。
【キャスト】
孫悟空(そんごくう):片岡愛之助
三蔵法師(さんぞうほうし):小池徹平
猪八戒(ちょはっかい):戸次重幸
沙悟浄(さごじょう):加藤和樹
玉竜(ぎょくりゅう):村井良大
紅孩児(こうがいじ):藤岡真威人
鎮元子(ちんげんし):田村 心
玉帝(ぎょくてい)/高伯欽(こうはくきん):曽田陵介
虎力大仙(こりきたいせん):小宮璃央
高翠蘭(こうすいらん):柳美稀
鹿力大仙(ろくりきたいせん):押田岳
羊力大仙(ようりきたいせん):桜庭大翔
銀角(ぎんかく):山口馬木也
金角(きんかく):藤本隆宏
鉄扇公主(てっせんこうしゅ):中山美穂
牛魔王(ぎゅうまおう):松平健
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