犬・猫のマイクロチップに関するアンケート調査を、SBIいきいき少額短期保険(東京都港区)が実施しました。
・犬・猫飼育者におけるマイクロチップの認知率
犬・猫を飼育している人にマイクロチップを知っているか聞いた結果、知っていると答えた人は97.1%でした(「よく知っている」31.2%、「ある程度知っている」48.8%、「聞いたことはある」17.1%の計)。2019年に知っていると答えた人は90.5%、2022年は95.2%だったことから、認知率は向上傾向であることが分かります。
・ペット販売業者へのマイクロチップ装着義務化の認知率
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改正動物愛護管理法の施行により、2022年6月から犬や猫の販売業者・繁殖業者(ブリーダー)に対してマイクロチップの装着が義務化されました。これについては「知っている」と答えた人が66.4%で、2022年の56.5%から9.9ポイント向上しています。
・一般飼育者へのマイクロチップ装着努力義務の認知率
同法の施行により、すでにペットとして犬・猫を飼っている一般の飼育者にはマイクロチップの装着が努力義務として課せられました。これについては「知っている」と答えた人が56.9%で、2022年の47.3%から9.6ポイント向上しています。
・マイクロチップ装着義務化への賛否
マイクロチップ装着義務化に賛成、または反対か聞いた結果、「賛成」が75.5%(賛成27.4%、どちらかというと賛成48.1%の計)、「反対」が24.5%(反対5.9%、どちらかというと反対18.6%の計)でした。「賛成」と答えた人を年別に見ると、2019年は69.5%、2022年は73.0%だったことから、賛成派が増加していることが分かります。
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・マイクロチップ装着義務化に賛成の理由
マイクロチップ装着義務化に賛成する理由の1位は「迷子になったときの身元確認が容易になる」83.2%で、2位以下には「動物愛護・飼育放棄の抑制につながる」65.7%、「災害や盗難時に身元証明ができる」49.3%が続きました(複数回答)。
・マイクロチップ装着義務化に反対の理由
マイクロチップ装着義務化に反対する理由の1位は「装着後のペットの状態が心配」56.7%で、2位以下には「かわいそう」50.2%、「メリットを感じない」(34.7%)が続きました(複数回答)。
・現在のマイクロチップ装着率
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マイクロチップを知っていると答えた人に「あなたが飼っているペットにマイクロチップを装着していますか?」と聞いてみたところ、45.9%の人が「装着している」と回答しました(「全頭装着している」37.4%、「一部装着している」8.5%の計)。2022年の装着率は30.6%だったので、15.3ポイント上昇していることが分かります。
・マイクロチップ装着のきっかけ
「マイクロチップ装着のきっかけ」で最も多かったのは「飼ったとき(購入・譲渡時)に装着済み」58.3%で、「迷子になった時の身元確認が容易になる」41.4%、「災害や盗難時に身元証明ができる」29.4%などの回答が寄せられました(複数回答)。
・マイクロチップ未装着の飼い主の今後の意向
マイクロチップ未装着の飼い主さんに今後の意向を質問したところ、「装着する予定はない」57.0%という回答が最も多く、「検討中」が33.5%、「装着したい」が9.5%でした。犬・猫別に見ても大きな違いはありませんが、犬の飼い主さんの方が「検討中」の割合が高いことが分かりました。
・マイクロチップで実現したら良いと思うもの
今後、マイクロチップで実現したら良いと思うものを挙げてもらったところ、1位は「GPSがつけられる」51.6%で、2位以下には「健康管理ができる」41.9%、「装着に際して補助金やペット保険の適用が受けられる」37.6%が続きました(複数回答)。
この調査は犬または猫を飼育している全国の20歳以上の男女1000人(犬のみ飼育者500人、猫のみ飼育者500人)を対象に、8月18〜19日にインターネットリサーチで実施しました。
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