40歳男性の胃から鋭利な金属類など60個以上の異物摘出 「危険な状態」と医師(印)

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2023年09月29日 20:11  Techinsight Japan

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インド北西部、パンジャブ州の総合病院「モガ・メディシティ病院」で今月26日、40歳の男性の胃の中から摘出された異物(画像は『New York Post 2023年9月28日付「Man goes to hospital with stomach ache ― shocked docs retrieve 60 household items from his gut」(Jam Press/ Rare Shot News)』のスクリーンショット)
インド在住の40歳の男性の胃から今月26日、鋭利な金属類など60個以上の異物が摘出された。手術は成功したものの、男性は危険な状態だという。インドのニュースメディア『The Indian Express』などが伝えた。

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インド北西部パンジャブ州の総合病院「モガ・メディシティ病院(Moga Medicity Hospital)」で26日、受診したクルディープ・シンさん(Kuldeep Singh、40)の胃の中に大量の異物があることが判明した。

病院長のアジュメール・シン・カルラ氏(Ajmer Singh Kalra)によると、クルディープさんは2年前から断続的な胃の痛みがあり、その日は高熱、嘔吐、激しい腹痛を訴えていたという。そこでレントゲン検査を実施したところ、胃の中に金属製のボルトやネジ、鎖、イヤホンなど多数の異物があることが判明し、医師たちを驚愕させた。

こうして外科医アナップ・ハンダ氏(Dr. Anup Handa)と消化器専門のヴィシャワヌーア・カルラ医師(Dr.Vishavnoor Kalra)のチームによって手術が行われ、ロケットペンダント、安全ピン、磁石、シャツのボタン、ジッパーなど60個以上の異物が摘出された。

手術は3時間を要し、カルラ医師は手術後「このようなケースは私のキャリアでは初めて」と明かすと、次のように述べた。

「彼は食べ物以外のものを口にしてしまう『異食症』で、これは摂食障害の一つです。手術で異物は全て取り出しましたが、鋭利な物を食べていたため、胃には深い傷ができていました。また長い間、異物を放置していたことから、術後の容体は良いとは言えず、今も人工呼吸器に繋がれていて危険な状態です。」


一方でクルディープさんの家族は「異物を大量に食べていたことは全く知りませんでした」と明かし、このように語った。

「彼はこれまで、腹痛で何度か医師の診察を受けてはいましたが、症状は改善しませんでした。またここ2、3日は、胃の痛みでよく眠ることができなかったようですが、そのことを口に出さなかったのです。しかし胃の痛みが酷くなり発熱して来院したところ、異物を食べていたことが発覚したのです。実は彼は、精神的な問題を抱えているのですよ。」

なおクルディープさんの年齢を35歳とするメディアもあるようだが、地元テレビ局『Punjab News tv』が公開した病院の医師の会見では「40歳」とあるため誤りのようだ。テックインサイト編集部では、クルディープさんの現在の状況についてモガ・メディシティ病院に取材を申し込んでみたが、コメントはできないということだった。

ちなみにインドでは昨年、58歳の男性の胃の中から硬貨187枚が摘出された。男性は考えや行動がまとまらない統合失調症を患っており、家族は異常に全く気付かなかったという。また2020年には、17歳少女の胃から毛髪の塊7キロが摘出されており、医師も「こんなに大きい例は見たことがない」と驚愕していた。

画像は『New York Post 2023年9月28日付「Man goes to hospital with stomach ache ― shocked docs retrieve 60 household items from his gut」(Jam Press/ Rare Shot News)(Jam Press Vid)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

このニュースに関するつぶやき

  • 「異食症」って歴とした精神病だな。 海外に精神病院関連の資料を展示してる博物館が在って、そこに件の患者から手術で摘出した物も展示している。(参考文献「絶望世界百景」より)
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