開業した「Kアリーナ横浜」でこけら落とし公演を開催したゆず Photo by 中島たくみ 横浜出身アーティスト・ゆずが29日、横浜に開業した世界最大級の音楽特化型アリーナ「Kアリーナ横浜」のこけら落としライブ『YUZU SPECIAL LIVE 2023 HIBIKI in K-Arena Yokohama』3daysの初日公演を開催した。
【ライブ写真】2万人が熱狂「Kアリーナ横浜」こけら落とし公演 横浜・みなとみらい21地区に誕生したのは、2万人を収容する音楽特化型アリーナ。ゆずはこの日から10月1日までの3日間、それぞれ異なるコンセプトでこけら落とし公演を開催することになっており、チケットは完売した。
初日公演は「BLUE×FUTARI」と題した、北川悠仁と岩沢厚治の2人による弾き語りライブ。ステージの正面に向けて配置された扇形の客席は、この日のコンセプトカラー、青色のTシャツを身に着けた2万人のファンで埋め尽くされた。
マイクスタンドのないセンターステージに立った北川と岩沢は、アコースティックギターの生演奏と、2人の声だけで路上ライブ時代から歌い続けている楽曲「シュビドゥバー」の一節を披露。初めての会場で、初めて響かせたのは、ゆずの生声と観客の歌声だった。
北川は「このコンサートをやるときに、どんなことをやろうかいっぱい考えました。答えはシンプルだった。俺たちの音楽を、想いを、歌を、この広い会場に響かせる。そして、君たち一人ひとりの想いを、歌声を、この会場に響かせること。そして付けたタイトルが“HIBIKI”です。今日は俺たちとみんなで声を出して響き合わせて、一緒にこの会場のこけらを落とそう!」と呼びかけると、代表曲「栄光の架橋」「夏色」などヒット曲を惜しみなく披露し、会場を熱狂の渦に包み込んだ。
Kアリーナ横浜の開業を祝し、横浜市が一体となって今回のこけら落とし公演を盛り上げている。公演期間中には、みなとみらいエリアを中心とした18施設117店舗で対象のサービスを利用すると、限定ノベルティをプレゼント。最寄りの横浜駅では、日産とコラボレーションした広告による駅ジャックを実施、みなとみらいのシンボルである観覧車・コスモクロックは、ゆずのマスコットキャラクター「ゆず太郎」とコラボするなど、街全体が“ゆず色”に染まっている。