『SPY×FAMILY』声優、反響に役者冥利 「アーニャすごい!」人気に驚く江口拓也&種崎敦美&早見沙織&松田健一郎

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2023年09月30日 12:30  ORICON NEWS

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テレビアニメ『SPY×FAMILY』Season2のキービジュアル (C)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会
 TVアニメ『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)Season 2が、10月7日(土)23時からテレビ東京系列ほかで放送がスタートする。Season 1が2022年4月から放送されると、キャラクター人気もあり社会現象化した作品。ORICON NEWSは今回、ロイド役の江口拓也、アーニャ役の種崎敦美(※崎は「たつさき」)、ヨル役の早見沙織、ボンド役の松田健一郎の「フォージャー家」にインタビューを実施し、Season 1の好きなシーンやSeason 2の見どころ、世の中からの反響を聞いた。(文:遠藤政樹/編集:櫻井偉明)

【画像】アーニャの変顔!公開された『SPY×FAMILY』第2期の新場面カット

■TVアニメSeason 1のお気に入りシーンは?「すたーらいとアーニャ(笑)」

 より良き世界のため日々、諜報任務に取り組む凄腕スパイのが主人公で、そんな彼の元に特殊任務(ミッション)が届く。それは「家族を作り、とある名門校の懇親会に潜入すること」。〈黄昏(たそがれ)〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作ることになるのだが、彼が出会った娘・アーニャは心を読むことができる超能力者、妻・ヨルは殺し屋だった!本作は、任務のために互いの正体を隠した“仮初めの家族”が、ミッションに挑むスパイアクションコメディー。

 原作漫画が2019年3月より漫画誌アプリ『少年ジャンプ+』にて連載中で、コミックス累計発行部数は3100万部を突破。TVアニメSeason 1が2022年4月から放送スタートし、劇場版は今年12月22日より公開が控えているなど人気作品となっている。

――子どもから大人まで幅広い層から支持された『SPY×FAMILY』ですが、昨年放送されたSeason 1を振り返り、好きなシーンを教えてください。

【江口】 アーニャへのご褒美としてお城でアーニャ姫を助けるシーンは、「こうやって原作にオリジナル要素を追加してアニメーションが作られていくんだ」というサプライズがありました。その先のアニメがより楽しくなったという部分は見ている方に感じていただけたと思いますし、僕個人としてもオンエアで見たときにワクワク感を覚えた好きなシーンです。

【種崎】 私はボンドと仲直りする回が一番好きです。ボンドが<ぺんぎんマン>をぐちゃぐちゃにしちゃって、ヨルさんが直そうとしてくれて失敗して、それをロイドが直してくれて、ボンドも謝ってくれて…「フォージャー家って素敵だな」と思えるエピソードでした。そして何より、他のペンギンじゃだめなんだ、「父が買ってくれたやつだから」これじゃなきゃだめなんだ、というアーニャの子供らしい涙がたまりません。

【早見】 私はアーニャさんがステラをとったところが好きです。本当にうれしそうな顔をしていて、しかもアーニャさんだけじゃなくみんながうれしそうな顔をしているというのが幸せに満ちあふれている感じがして、胸が一杯になりました。

【松田】 僕は〈夜帷(とばり)〉のロイドに対する「好き」という本音がアーニャにダダ漏れして、アーニャがドン引きしているシーンがすごく好きです。コミックスでも面白かったのですが、アニメでどのように表現するのか楽しみにしていたら、「なるほど。こうきたか!」と感心した好きなシーンです。クールな顔であんなことを心の中で常に思っている。その上アーニャにはダダ漏れで、ダイレクトに伝わってしまうのも面白くて好きでした。

――ボンドに関するシーンはどうですか。

【松田】 アーニャを乗せて走っているところは楽しかったです。アーニャが“すたーらいとアーニャ”になると言って光の中をボンドと駆けていくのはすごく好きです(笑)。

■作品人気の反響に役者冥利 幅広い年齢層から支持で「アーニャ人気すごい!」と実感

――ここからはそれぞれのキャラクターについてお聞きします。江口さんは、今年の『第十七回 声優アワード』で主演声優賞を受賞した際のスピーチで、『SPY×FAMILY』との出合いと感謝も含め「役者としてこの作品に出会えて良かった。これからも声優をやっていける確信があります!」とおっしゃっていました。改めてロイドを演じて良かったと感じることや自身への影響などがあれば教えてください。

【江口】 ロイド役の合格を受けて、事務所が「こんなに喜ぶのか!」と驚きました(笑)。事務所とは契約していますけど役者としては個人事業主で、ある意味どこか孤独に戦っている部分があったりします。そういった意味では、ちょっと事務所と新しい絆が生まれたのかな? 今までは自分の中で一歩線を引いていた部分から、ちょっとだけ、つま先ぐらいは踏み込んだ感覚ができました。家族のように喜んでくれてうれしかったです。

――大きな一歩のような印象を受けますが、江口さんにとってそれは“つま先”なのですね(笑)。オーディションはマネージャーさんから『僕の好きな作品なので本気で役を取りにいきたい!』と言われたそうで、江口さんも『そこまで言うなら!』と一緒に熱くなって作ったのがオーディションテープだったそうですが。

【江口】 そうですね(笑)。自分はどちらかというと第三者の視点で物事を見ることが多いので、あまり入り込みすぎても…というのはあります。ただ、そんな自分がつま先一歩入っただけでも、この先の変化に繋がるだろうという空気は感じています。

――種崎さんは、昨年の『Yahoo!検索大賞』でご自身は声優部門賞、アニメ部門でも『SPY×FAMILY』が受賞され、作品やアーニャ含めたキャラクター人気を実感されていると思います。キャラクターの魅力や世の中の人気はどのように受け止めていますか。

【種崎】 事務所の方のお子さんがアーニャのことを「友達だと思っている」と言っているのを聞くと、作品の中のキャラクターだけど現実世界にいるような、身近に感じてもらえていると実感します。友達に思う子もいればハロウィーンで仮装してアーニャになりたい子もいて、自身が演じているキャラクターですが、それとは関係なく純粋に「アーニャ人気すごい!」と思っています(笑)

――アーニャを真似する子どもたちはかなり増えているようです。

【種崎】 自分も子どもの頃『セーラームーン』を見てセーラー戦士になりたいとか、作品の中に入りたいと思っていました。あのときの自分の気持ちを、アーニャを見てくれている子どもたちも思っているのかなと考えたら、うれしいですし、すてきなことです。本当にアーニャってすごいですね(笑)。

【江口・早見・松田】 わかる!(笑)

【早見】 街中を歩くとアーニャの声が聞こえてきたり、ポスターを見かけたり、日本中がアーニャだらけで驚きます。

――ハロウィーンの時期といえば、大人の女性の中にはヨルのコスプレをする方も多く見かけました。大勢に愛されるキャラクターの反響はどう見ていますか。

【早見】 ハロウィーンで多くの方が仮装していらっしゃるお話や、種崎さんのお友達の方からヨルさんについて感想を聞いたりして、いろんな方がさまざま形で愛してくださりうれしいです。

――ヨルはカッコ良くて可愛くて、確かに大人でも憧れます。

【早見】 別の現場でご一緒している方の4歳ぐらいの娘さんが『SPY×FAMILY』が好きで、ヨルさんのイラストを描いて「ヨルさんが大好きで応援しています」というお手紙をいただきました。幅広い世代の方に支持されているのを感じて、とてもうれしくなりました。

――ボンド役のキャスト発表は放送が始まってからでしたが、松田さんは作品人気をどのように見ていましたか?

【松田】 ボンド役について、世間からどういう反応が届くのか気にはなっていました。「はたして俺で大丈夫かな?」という気持ちもあり、X(旧Twitter)を見たら良い反応を頂けていたのでうれしいと同時に安堵しました。

――第13話で大きな白い犬役として最初に発表されました。原作ファンは事情がわかりますが、キャスト側としてはどう感じられていたのでしょうか

【松田】 「おいしいな」という気持ちはありました(笑)。最初は白い犬でしたので、まだ家族に入れていない感じがありましたが、クレジットに「ボンド・フォージャー」と名前が入ったことで、「家族になれた」「フォージャー家の一員になれた」とうれしかったです。ボンド役については、周りに明かせず黙っていたので、「やっとこれで言える」という意味でもホッとしました。

■Season 2の第1話は『SPY×FAMILY』らしさ堪能「ヨルさん、頑張っております!」

――Season 2に向けて、第1話やご自身が演じられているキャラクターの見どころを教えてください。

【江口】 ミッションの一つである家族と過ごすことに対して、ロイドが四苦八苦しています。いろいろな事件に巻き込まれながら彼が毎回、初めての経験でわからないことだらけなところを、どのように乗り越えていくのかは一つの見どころです。ロイドの心情の浮き沈みを楽しく演じています。

【種崎】 原作を読まれている方には分かってしまうかもですが、Season 1の時に「この話はやらないのかな?」と思った方もいたであろうエピソードが第1話です(笑)。ただストーリーが進んでいるならではのオリジナル要素もあり、そのシーンのアーニャのモノローグと「彼ら」を是非お見逃しなくです。「ああ『SPY×FAMILY』だなぁ…!」と感じていただける第1話、待っていてくださった皆様に楽しんでいただけること間違いなしのSeason2になっていると思います!

【早見】 原作を読んでくださっている方は「おお!」と思っていただける1話だと思います。原作は読まず、アニメだけで作品を楽しんでいる方も、フォージャー家の新鮮な一面をまた見ることができる1話になっています。冒頭は殺し屋モードのヨルさんを見られますし、それ以外のモードもいっぱい見られます。ヨルさん、Season 2も頑張っております!

【松田】 第1話ではアーニャとボンドの関係性も見ることができつつ、『SPY×FAMILY』という作品をSeason 2から見た方にも、わかりやすく、作品の雰囲気が伝わるお話になっています。フォージャー家の関係性、お互い隠していることがいい感じですれ違って話が構築されていて、そのすれ違いをアーニャだけは知っていることも含め、『SPY×FAMILY』やフォージャー家の関係性が伝わる面白い話になっています。

■放送情報
初回は 10 月 7 日(土)23:00 よりテレビ東京系列ほかにて放送!! ※放送日時は変更の可能性がございます
テレビ東京 10月7日(土)より 毎週土曜23:00〜
テレビ大阪 10月7日(土)より 毎週土曜23:00〜
テレビ愛知 10月7日(土)より 毎週土曜23:00〜
テレビせとうち 10月7日(土)より 毎週土曜23:00〜
テレビ北海道 10月7日(土)より 毎週土曜23:00〜
TVQ九州放送 10月7日(土)より 毎週土曜23:00〜
BSテレ東 10月8日(日)より 毎週日曜23:30〜

大分朝日放送 10月8日(日)より 毎週日曜10:00〜
長崎放送 10月12日(木)より 毎週木曜24:26〜
琉球放送 10月14日(土)より 毎週土曜7:00〜
テレビ静岡 10月14日(土)より 毎週土曜16:30〜
奈良テレビ 10月16日(月)より 毎週月曜25:00〜
びわ湖放送 10月17日(火)より 毎週火曜17:25〜
秋田放送 10月17日(火)より 毎週火曜25:24〜
中国放送 10月19日(木)より 毎週木曜24:26〜
熊本県民テレビ 10月19日(木)より 毎週木曜25:29〜
南海放送 10月21日(土)より 毎週土曜24:55〜
さくらんぼテレビジョン 10月21日(土)より 毎週土曜25:15〜
テレビ山梨 10月22日(日)より 毎週日曜24:50〜
IBC岩手放送 10月27日(金)より 毎週金曜25:53〜
テレビ高知 11月18日(土)より 毎週土曜24:58〜

AT-X 10月10日(火)より 毎週火曜22:00〜
アニマックス 10月28日(土)より 毎週土曜19:30〜

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